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【みなさまから寄せられたご意見】   ←06.02.15 uploaded

 賛同署名をいただいた時に、ご意見欄を作り、この件に関してコメントいただけるようにいたしましたところ、お名前を公表可の方、不可とされた方、それぞれいただくことができました。どうぞ以下をご覧ください(敬称略)。ご意見をいただいた方には深く感謝するとともに、アップロードが遅れたことをお詫びします。
 なお、個人情報保護の観点から、コメントを寄せていただいた方のご職業、ご所属の公表は控え、氏名のみとさせていただくことにいたしました。「事前の了解」について、狭く捉えたことによります。どうかご了承ください。
 また、以下の例外を除き、原則として寄せていただいたご意見のすべてを公開しておりますが、漏れ(あるいは誤り)があるようでしたらお知らせください。確認の上お詫びするとともに、即刻掲載させていただきます。
 「事務連絡」的な内容のもの、呼びかけ人ほか固有名詞をあげての謝辞のみのものについては、割愛させていただき、明らかなタイプミスについては、直させていただきました。この抗議行動の準備過程への具体的な言及に関しても、セキュリティの観点から手を入れさせていただいています。申し訳ございませんが、ご了承をお願いいたします。



あ行   か行   さ行   た行   な行   は行   ま行   や行   

お名前の公表を控えられた方々
   


「あ行」

・ジェンダー概念を知ることにより救われ、生き返る思いでした。「人」としての生きる権利を否定するさまざまな動きにおもねるような今回の東京都の対応は、首長の良識のなさ(と言うより世間知らず)にも依るのでしょうが、強い怒りを感じます。これ以上生きがたい社会にならないように、あきらめを勇気に変えることを都の関係者に求めます。  赤羽 佳世子

・日本社会の大きな変り目に立ち会っているという実感を持っています。力を出し合って、進んでいきましょう。  秋野 征子

・抗議文の内容そのものがすばらしい。ジェンダーについて短く的確に分りやすくまとめられ、ジェンダーをまだ良く理解していない人たちにも深く胸に落ちる文章です。この抗議文を巾広い人たちに読んでもらいたい。  秋葉 泰子

・あまりの無理解にあきれています。男女平等を掲げた『憲法第24条』は、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが『女性が幸せにならなければ日本は平和にならない』との思いから情熱を注いで盛り込んだ条項ですが、いまだに社会では様々な女性差別が存在しています。積極的に推進していかなければならない立場の方々がこれではあきれてしまいます。  東 秀実

・このような不当介入はけして許されることではない。  足立 眞理子

・東京都の行ったことは言論弾圧以外の何ものでもありません。いつから私たちの国は、推測で国民の権利である「言論の自由」を奪うといった暴挙を行うようになったのでしょう。東京都の行為を私は決して認めることはできません。  阿部 和子

・抗議文の取り纏め作成お疲れ様でした。今回の事件は社会的にも由々しきことと思います。行政の滞った考えの基に言論の自由も侵害される危険性をはらんだ事件ではないでしょうか? こうして少しずつ弾圧の手を強め、社会的に一般市民の目に届かないように国や自治体が率先して操作・統制していく恐怖は戦時を思い起こします。決して有っては為らないことと思います。私も微力ながら所属団体のMLにて告知させて頂きたいと思います。  阿部 愛奈美

・都のやり方は、いたずらに誤解や混乱を生じさせ、さらなる差別や偏見を生むものと考えます。こうしたやり方に抗議いたします。  天野 知幸

・日本国憲法に謳われている言論の自由に反する不法な行為に、怒りを込めて抗議します。  粟田 榮

・ジェンダー理論への侵犯、国家権力・ナショナリズムの復権に断固反対致します。  飯田 貴子

・ジェンダーの問題が絡んでいる文脈の深さをあらためて実感しながら、大きな危惧を抱いています。呼びかけ人の方々に、感謝します。  飯田 祐子

・ジェンダーフリーをたたく方たちは「ジェンダーフリー」の何を恐れているのでしょう? 生まれながらの性差を大事に、しかし、性差別に厳しく・・・当たり前のことではないですか?  飯塚 直子

・用語の意味を理解しないまま、言葉狩りが横行し、公権力が乱用される現状に多大な恐怖を覚えます。東京都が行ったことは、日本国憲法に反するだけでなく、世界的に基本的人権として保障されている表現の自由を大いに侵害するものです。彼の地での民主主義を実現するためにイラクへの自衛隊派遣を行ったと我が国が主張するならば、東京都も軍事介入されて当然かもしれません。  池亀 彩

・ジェンダーフリーと言う言葉が問題になること自体信じられない。  池谷 直穂子

・地方自治体の自治への侵害でもあります。国分寺市の市民の人たちの活動とも連帯したい。  石崎 昇子

・日本の首都たる東京は「表現をさせない」。その知事は自称作家、だそうである。ばかばかしい。  石丸 次郎

・自由にものが言える社会のもろさと大切さを痛感しております。  伊田 久美子

・憲法改悪に向かった言論統制・思想統制・チラシ配布に対する行動規制など、様々な動きに危機感を抱いています。  市川 まり子

・私は、ジェンダーと言う言葉を発見した時、「女らしくない」自分自身を肯定的に捉えることが出来て、本当に救われた一人です。そのジェンダーという言葉狩りが、女性学への否定にとどまらず今回のように、明らかに言論統制といえる状況に発展していることに強い憤りを感じています。男女平等、ジェンダーという言葉を、どんな状況でも使って生きたいと思います。  伊藤 みどり

・最近の都政の右傾化はとみに激しくなり、またそれが他府県の右傾化の牽引車にもなっているかのようで看過できない。  井上 あきこ

・今回の対応は日本国憲法の基本的人権の尊重に違反していると考えます。  井上 悦子

・ジェンダー研究がめざすのは、従来の固定的なジェンダー(男らしさ・女らしさ)による「差別的な関係」を見直すことであり、「性別による違い」をなくすことではありません。バックラッシュの推進者たちが、なくなることを心配している男らしさ・女らしさとはいったい何なのでしょうか。ジェンダーは社会的な構築物であり、従って社会が存続するかぎりなくなるということは、望む望まないにかかわらず、ありえません。仮に「性別による違い」が本質的なものであるというのなら、なくなるという心配は余計に無用ではないでしょうか。  井上 たか子

・"憶測"、"偏見"に基づいて、官憲の気に入らぬ学者/知識人の言論が政治権力によって封殺される惧れなどあってはならないことです。戦前の言論統制の波がひたひたと押し寄せてきている気がします。  井上 美知子

・ジェンダーという概念に出会い、その意味を知ることで、私は解放された。ジェンダーは、現代社会において、女性だけでなく、男性にとっても必要な概念である。さらに言うならば、同性愛者や性同一性障害など様々な性的マイノリティに対する偏見・差別の是正にも、東京都は積極的に取り組むべきであると私は思う。  伊野 真一

・「ジェンダー」という言葉自体が、まだまだ一般に正しく認識されていない現在、間違った解釈に誘導するような意図的な流れを感じています。  岩城 妃佐子

・たしかに、ジェンダーだけでなく、様々な場面でバックラッシュが行われるようになってきたように見えます。内部分裂、内部抗争を煽られているように危惧するのは、考えすぎでしょうか?  岩崎 美枝子

・おかしなことはおかしいと勇気を持って言い続けなければ、この国はおかしな方向に行ってしまいます。今回大きな盛り上がりになって、この国の良心が健在で大変嬉しいです。  岩瀬 祥代

・上野千鶴子東京大学大学院教授の国分寺市「人権に関する講座」講師任用に対する東京都の介入に抗議します。言論弾圧は許されません。  岩田 すみ子

・上野千鶴子さんをめぐる都教育庁の対応というのは、ある種の看過できない重大な問題をはらんでいます。私は治安維持法による言論・思想統制の時代を知りません。集会の時に警察官が立会い、政権批判があれば即刻解散させたなどの教科書的な知識ぐらいしかないですが、都教育庁の対応は、人権講座の講師を上野さんが担当することから、「ジェンダーフリーについて語るかもしれない」という事前の憶測のもとに中止させたことになります。人権という幅広いテーマに関し、都教育庁の方針に合わないからとして講師の選別を行うことを何の疑問ももたずにやっているとすれば、都教育庁は都民に対して思想教育でもやるつもりなのかという疑いがわきあがります。思想統制・教育統制・言論統制が常態化した社会はまさしく治安維持法下におけるかつての日本を連想させ、非常に危険な印象を感じるのは果たして私だけでしょうか。 上田 勝

・市町村独自の人権教育という独立性が要求される事業の内容に、東京都が干渉したことが問題と考えます。不当にも社会教育を受ける機会を市民から奪うことにもなります。今回の件は、「ジェンダー・フリー」とはそもそも関係ないが、「ジェンダー・フリー」の何が悪いのかも分からない。東京都は、このような問題では都から独立した自治体である国分寺市の独自の判断を尊重すべきです。そのような問題に対する都の今回の干渉は、自治体独自の人権教育等を萎縮させるきわめて重大な問題であると認識しています。  上村 和子

・男女共同参画社会のためにも、断固不当な東京都の扱いに抗議する。  氏田 寿

・言論・表現の自由、思想信条の自由に対する不当な介入は、ご遠慮ください。  江菅 洋一

・亡母が言っておりました。妙なことが起こるものだ、なんでこんなことが通るのだろうか、と思うことが多くなって、いつか戦争になっていた、と。  海老原 暁子

・ばかばかしい限りですが、こうしたことと一つ一つ闘うことが今は大切と思います。  遠藤 知子

・文部科学省がはじめた人権教育活動の一環でおこった今回の事件。昨今人権にかかわる問題をおこしつづける東京都が、またしても問題となった。この背後には、権力による根深い暴力が潜んでいることを感じざるをえない。さらに、文科省に根源するする欺瞞的な人権活動への姿勢を疑わざるを得ないのはいきすぎた発想だろうか。今回の抗議行動が、都の謝罪をかちとり、今後の姿勢をあらためさせる契機となるものとしなければならない。  呉 仁済

・許しがたいことです。  大江 正章

・国際的な常識となっている"ジェンダー"という言葉も知らない首長が、国際都市を標榜する東京のトップリーダーであることに都議在任中から警鐘を鳴らし、知事にも対峙してきた。"裸の王様"をおし戴き、知事の顔色を見ながら憶測で物事を判断する都庁官僚の無責任さもあきれるばかりだ。知事ならびに教育長、国分寺市長ならびに関係責任者は直ちに、事の経緯と見解を都民にも明らかにし、上野氏の抗議に真摯に応えるべきだ。東京都の暴挙に断固抗議する!  大河原 雅子

・日本の首都である東京都が、人権に関わる恥づべき選択をしたという歴史を残さないように、したいものです。それができなければ、せめて、市民はそうしたくなかったという記録を残したい。  大川 玲子

・署名の締め切りには間に合いませんでしたが、送らずにはいられないので送信します。  大久保 生子

・このような兆候はすでに何年も前から全国各地で発生しています。例えば、名古屋市では、名古屋市政に批判的な人物を生涯学習センターの講師としないようにとの通達(ただし、文書ではない)がずいぶん前に出ています。今回は、都が国立市に圧力をかけたということで、さらにエスカレートしているわけで、ぜひとも全国から多数の声を寄せて石原都政に圧力をかけるべきだと思います。  大沼 淳一

・自由にものが言えない世の中にしてはなりません。  大野 和佳子

・内閣府では男女共同参画も英語では、Gender equality。ジェンダーという言葉の使用方法も国内向けと国外向けで使い分けています。今回の講演拒否に反対します。  岡 久美子

・ジェンダーを固定し、その上で女性を「社会参加」させるやり口は、戦争国家の得意技です。かつて国防婦人会、今防犯ボランティア?  岡嵜 啓子

・女性が女性の役割で生きるのではなく、一個人として自信を持って生きられる世の中にならなくてはいけないのに、逆行するような、東京都の関与は許せません。  岡嶋 貴美子

・戦前に逆戻りしたとしか思えない言論統制・思想統制に戦慄を覚えます。  岡田 啓子

・私たち一人一人の問題として、広範な抗議になるよう、また、今回の上野氏にかぎらない、身近で起きている様々な問題に対しても声をあげていきたいと、思っております。  岡田 孝子

・今回の署名活動を立ち上げられた皆様のご尽力に敬意を表します。  岡田 元浩

・言語道断。  岡田 康子

・「ジェンダー・フリー」という用語に関してたしかに、さまざまな見解が存在しており、定まった共通理解・認識にはいまだいたっていません。しかし、少なくとも、「ジェンダー・フリー」にこめられた意図は、誰かの自由を抑圧したり、差別を助長するものではなく、より平等な日本社会に向けて考え出された用語であるはずです。そうした用語であるにもかかわらず、使用するかもしれないという「危惧」だけで、講演が中止されるというのは、民主的な言論の自由に対する明らかな挑戦であるといえます。公的機関として、そうした言論封殺に関与したという認識の下、東京とは説明責任を果たすべきである。  岡野 八代

・石原都知事になってから東京都の教育は人権教育からほど遠くなった。今回の事も女性の人権を踏みにじる行為といえるであろう。ジェンダーに対する認識の誤りに教育委員会ともあろうところがはずかしくないのか!  岡本 裕美

・法律を守り、執行することが、行政の仕事です。男女共同参画社会基本法にかんがみ、上野千鶴子さんの人権講座講師任用を拒んだ東京都の対応に抗議します。  小川 真知子

・行政機関は,思想統制,言論統制機関と化してはならない。行政機関は,広く様々な意見を聞く機会を持つことこそがその使命である。今回の一件は恐怖政治の始まりを思わせ,自由な言論を制する職業的権力の乱用を私たち市民は許してはならない。  小沢 木理

・都の見識に驚き呆れました。あってはならない事。  小沢 祐子

・十数年前だったらとてもではないが許されなかった厚顔無恥な言動や施策が平気な顔をして行われていることに憤りを感じています。  小俣 三郎

・ライブドア問題や耐震構造偽装問題ばかりがマスメディアで採り上げられている陰でこういった重要な問題が進められていることに、危機感を禁じ得ません。  小俣 眞智子

・今回の都の対応の人権感覚には、怒りを覚えると同時に失笑してしまいます。あまりに不用意です。脳みそあるのか(笑)。この過剰でヒステリックな脊髄反応的な対応の背後にあるものを、ぜひ表に引きずりだしたいと願います。  尾山 則子


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「か行」

・いいたいことをいう、すれちがったら議論する、粘り強く交渉する、共有しあう点と、それぞれの違いを確認する等々、民主主義のお作法を若い世代に伝えるべき大人が、言論封鎖してどうするのでしょう。っていうか、作家とか政治家って特権階級でしたか?  魁生 由美子

・学問研究の自由の侵害であり、危機です。許してはなりません。  戒能 民江

・ジェンダーに敏感な視点は、「持続可能な社会」を作っていくためには、必須の視点です。  勘解由小路 承子

・この決定事項に対して恥ずべき所がなければ、事が決定に至ったすべての経緯を、開示要求どおりにつまびらかにすべきだと思います。不透明なまま、蔑ろにするようなことがあれば、ますます政治および公的機関に対しての不信・落胆が募るばかりです。万一、誤解に基づく決定があるならば、速やかに訂正し謝罪してこそ、一公的機関としての在り方なのではないでしょうか。  加藤 すが

・ジェンダーは国際的に学際的に認められた重要な分析概念です。これを一方的に敵視し排除しようとする発想は成熟した社会に相応しいものではありません。社会のジェンダー構造を理解する能力をもった人々が、問題の解決に向けて助け合う社会であることを望みます。  加藤 千恵

・言葉は正しく理解し、使うことで伝えたいことが正しく伝わります。ジェンダーフリーはトイレとか着替えとか一緒にし、ごちゃまぜることではなく、生まれつきの性に囚われることなく、心の開放です。男も女もイキイキと生きる社会、それが男女平等の社会です。  加藤 洋子

・今回の抗議文は、<討論的知性>の結実といえるものだと思います。この作成過程を目の当たりにでき、本当にうれしく、力強く思っています。  角田 三佳

・よくわからないことを知りたいと思い、署名させていただきました。一方的にならないためにも、東京都、国分寺市、教育委員会の皆様には、潔い発言を期待しています。  門脇 静

・ジェンダーも歴史教育も軌を一つにした問題となっています。決して後戻りの出来ないはずのことを無理に戻そうとすると、大きなゆがみと混乱が生まれます。差別主義者達の人間の尊厳と学問への攻撃を許してはなりません。  金井 浦男

・右傾化が進むことに非常に危機感を感じます。今一人ひとりが踏ん張るときだとおもいます。  金井 珠美

・戦前の検閲制度のようなものが二度と復活しないように、その兆候には敏感すぎるほどでも敏感に速やかな反応で、根絶させねばならないと思います。もうすでにこのような類のいろんな兆候は、反動的で勝手気ままな為政者の施策によって現れていて、物珍しい訳ではないですが。  金澤 守男

・あまりにもレベルの低い行政の在り様に驚いています。今の時代の問題をきちんと見据えて判断をして欲しいと思います。私は、これまでも上野さんを支持してきましたが、これからもさらに支持します。  金谷 範子

・許されない公権力の暴挙に、断固抗議します。多くの人に、事実を知ってもらい行動に移してほしいと思います。  鐘ケ江 洋子

・今回の講座は人権に関わるものだということだが、そのような講座において、言論の自由という基本的人権が蔑ろにされて良いはずがない。都の方針として「ジェンダーフリー」政策に積極的でないのだとしても、その語が使われるかもしれない、という危惧や憶測だけに基づいて講師着任を拒否するということに、どのような合理性があるのだろうか? たとえ当該の講座の中で、都の方針を批判するような内容があったとしても、まさに公権力に対する批判こそが、言論の自由という基本的人権においては最も尊ばれなければならないものであるはずだ。今回生じた事柄は、その意味で公権力による言論弾圧と呼んでもさしつかえのない事態であることは間違いないだろう。一人の東京都民として、言論の自由などの基本的人権に対する配慮を全面的に欠いた、今回のような判断が、都の教育委員会によって為されるということをまったく遺憾に思う。そうした配慮に欠ける都教委が「人権講座」とは何をかいわんや、だ。  金田 智之

・こんな理屈にもならないことがまかり通るなら、セクハラを人権侵害であると捉えることすらできなくなるだろうに、東京都は一体どのような人権研修をしているのだろうか?  河 かおる

・東京都のバカやロー!  川口 勝吾

・不平等を感じた者が、変革を訴えていくのは当然の行動です。これまでも、平等をめざして改革することで今にいたっているのだと思います。ジェンダーフリーを頭ごなしに否定する人たちは、いつの時代を理想としているのでしょうか。  神田 文子

・卒業式での国歌・国旗に関する教職員の処分といい、最近の都の行いは本当に怖いです。  菅野 のどか

・次々と配信される賛同表明や抗議文へのコメントを読ませていただきながら、身震いするような感動と大きなうねりのような力を実感しました。多大なご尽力をいただいたみなさまがたに、心より感謝申し上げます。  神原 文子

・これをきっかけに、「ジェンダー」という概念やそれをめぐる研究・運動に対する悪意ある誤解が、少しでも減ることを祈っています。  岸 政彦

・石原氏が都知事に就任して以降、東京都の教育委員会の言動、行動は、見過ごすことができません。一つひとつの出来事に、あきれることなく、きちんと対応することが、何よりも大切だと思い、抗議に賛同させていただきます。  木全 和巳

・地方在住の無力の人間にも賛同署名の機会を与えていただき感謝申し上げます。高知県では昨年策定した新男女共同参画プランから「ジェンダー」の用語が消えました。今年4月からは女性センターの運営が指定管理者制に変わります。一面では民間による自由な事業が可能か、とも思われますが、行政の意向に沿わない事業運営をする指定管理者は排除されていくという事態が起こる可能性の方がより強いだろうと予測しています。全国の多くの女性センターが指定管理に移行しつつある現在、今回のような問題が今後各地で発生するであろうと危惧いたします。  木村 昭子

・東京都は社会的・歴史的な性差に基づく男女差別を認容する立場にあるのですか。また、「ジェンダー・フリー」という言葉の内容をどのように理解しているのですか。この2点についてまず明らかにして欲しい。その上で「ジェンダー・フリー」を自らが開催を委託した講演会で使われると、どういう問題が生じるのかを明らかにすべきです。他方、抗議文で詳細に述べられているように、20年くらい前から「ジェンダー・フリー」という言葉を使うことで、教育現場や社会のあらゆる場で、様々な女性や男性が「社会的・歴史的な性差に基づく男女差別」の不当性や不合理さを指摘し、そのことで多くの女性どころか男性もよりよい待遇や生き方・救いなどを得ている事実を、詳細な実態調査をして把握すべきと考えます。東京都の教育委員の発言などを目にすると、「ジェンダー・フリー」をあたかも「セックス・フリー」すなわち生物的性差を無視する考えと「曲解」して、批判しているとしか思えないものが散見されます。もし、「誤解」しているなら「ジェンダー・フリー」について勉強すべきです。そして、このような教育委員を選任し、また教育委員会の動向を放置している都知事も同様に。  木村 まり

・これまで、石原都知事の暴言の数々が、さほどメディアで取りざたされてこなかったことに、大きな不満と危機感を持っています。今回のような顕在的攻撃に、きちんとした抗議の声を盛大に上げる大切さと、できるだけメディアに大きく取り上げさせる必要を感じます。よびかけ、まとめてくださる方々に感謝です。  楠 典子

・憲法改悪・教育基本法改悪は数々の人権侵害への道を開きます。同時並行で、女性・障がい者・高齢者などへの差別が陰に陽に行われるその一例がこのジェンダーバッシング。新自由主義による競争と格差の拡大、やがて自らの矛盾を外へとし向ける戦争への道。このまま黙っていてはとんでもない時代が再びやってくる危険性があります。  工藤 啓子

・「ジェンダー・フリー」という言葉を故意にねじ曲げる発言(あるいは、本当に、その言葉の意味を知らずに、低レベルの偏見だけで差別をむき出しにしているもの)に強い不信感を抱いています。  くまがい マキ

・きちんとした説明と態度の変更があるまで断固として闘ってください。  倉橋 克禎

・できることがあれば、やりたいです。  栗原 るみ

・ジェンダーは定義以上の重装備となり続け、人権は軽視され続けるというのは困ったことだと思います。  黒岩 あずさ

・全国の男女平等を危うくするような動きに危機感をもって見ています。どんな些細な事でも、全国の女性たちが力を合わせて反対運動をしていかなくていけないと思っています。  黒崎 伸子

・東京都の対応はたいへんおかしく、時代錯誤だと思います。  玄野 タケト

・権力を行使して、異なる見解をもつ人を排除する社会を、私は次世代に引き継ぎたくありません。公権力を行使し、市民の活動を阻むことに対し、抗議いたします。       郡司 真弓

・決定権を持つ行政職員の不勉強が誤った判断をしかねない危うさを今回は図らずも露呈した。上や周りに左右されない良識を如何に育くむかが試されていることをこれまで以上に地方自治職員には求められている。  合田 美津子

・女性問題についての対応が、本質が理解されることのないまま、少し前までは過度に迎合的であったり、今度は有無を言わせず拒否、という事態に、強い危惧を覚えます。  河野 美也

・根拠のない誹謗中傷がゆるされていては民主的な社会がきずけません。きちんとした議論をするべきだと思います。今回の東京都のしたことはまったく不可解です。  洪 美珍

・様々な意見をたたかわせることも、教育の1つではなかったでしょうか。自分たちと考えが合わないものを排除し、聞こうとしない姿勢こそ、教育の場で最も避けなければならない姿勢だったはずです。あまりにもお粗末な発想です。そしてそのような決定に誰も反対しなかったのでしょうか。みんなが「思考停止」しているようでは、教育機関としては失格です。  小坂 祥司

・過剰な自己検閲は言論に有害。 小澤 英裕

・京都の納税者として、上野千鶴子氏の国分寺市人権講座講師任用に関する東京都の対応への抗議に、賛同します。この問題について、東京都は、納税者に、今回のいきさつすべての情報をすみやかに公開されるよう、お願い申し上げます。 小谷 真理

・共謀罪といい、ますます息苦しい社会になるようです。それにしてもメディアはどうしてこのような表現の自由にかかわる問題を大きく取り上げないんでしょう。  後藤 玲子

・人間の持つ、あらゆる自由の侵害を許さない。  小西 みつよ

・今回の件は、ひとり「ジェンダー研究」にたずさわる者のみならず、言論の自由、学問の自由という権利への「共謀罪」適用のように思われます。立場をこえて、言論の自由、学問の自由を守るという一点で、署名に賛同いたします。  小林 淳子

・行政は私たちの自由を守るのが仕事なのに、この弱腰なんとかなりませんかね。  小林 みち子

・ジェンダーフリーの用語の問題に名を借りた思想攻撃は政府自由民主党(安倍官房長官が先頭に立つ)が推進していることを後ろ盾にして、東京都・都教委は行政のスタンスを大きく踏み外した行為を続けています。小泉首相が靖国参拝を「心の問題に踏み込むな」などと言い出したことは、内心の自由や教育の自由を求め、精神活動への権力介入に抵抗する世論が、次第に影響力を広げていることの証です。上野さんへの不当な扱いの根拠があまりにお粗末なことに、「哀れ」の感さえ覚えます。  小林 和

・今こそ特に独り一人の具体的行動の大事さを自覚して自信を持って行動したいものです、お互いに。  小山 広明

・市民の知る権利、学ぶ権利を保障してほしい。人権に反することではないか。強く抗議します。  是永 和子

・単にジェンダーバッシングの問題としてだけではなく、思想・信条の自 由にかかわる重大問題であるということも忘れないようにしておきたい と思います。  近藤 弘

・人権教育の推進を目的とする場で人権無視をするなんてあきれてモノが言えません。実は人権教育なんか最初からやる気はなかった? 口だけだったのかと疑いたくもなりますよ。都は非を認め、上野氏と国分寺市、市民に謝罪し、速やかにこの講座の開催をはかり、都教育庁職員を同講座にて勉強させてはいかがでしょう。それしか信頼回復の道はありません。恥かしいほどの認識不足、勉強不足です。日本は民主国家だということもお忘れなく。  近藤 鞠子

・以前から石原都知事の女性に対する認識の低さには不信感を持っていました。  近藤 美和子


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「さ行」

・石原都知事は、なぜそんなに女性の活動を怖れているのでしょう? 女性が社会で活躍すべきでないと考える人物が知事でいること自体、世界の笑いものです。特定の思想をもつ者を公的立場から排除する行政に、「人権」を守れるとは到底思えませんね。  坂巻 真砂子

・今回のような「世界の非常識」を放置しておくと、ますます日本は孤立することになるでしょう。  坂元 ひろ子

・人権教育が一番推進されなければいけないのは、都教委であるということが良くわかりました。HPで下品な下ネタを連発する教育委員がいるようでは無理かもしれませんが・・・。  坂本 洋子

・思考なき理不尽なジェンダーバッシングを止めましょう。  佐々木 貴子

・ジェンダーフリーに対する東京都の対応は、時代に逆行することです。また、「人権講座」で、講師への人権侵害がされるなんて驚きです。  佐藤あつ子

・道理の通らない社会は断固許さない!  佐藤 成子

・政治的権力を持って、学問・思想・言論の自由を封殺するようなことは絶対に許すことが出来ません。抗議文に賛同いたします。  佐藤 明子

・東京都および教育庁のこの行為は、自らのこれまでの教育行政を否定する暴挙です。強く反省を求めます。  さとう ももよ

・講座の中止は受講希望者の権利を無視したもので、憤りを感じます。  塩崎 智子

・「ジェンダー・フリー」の「言葉狩り」で終わるわけがないだろうと思っていたら、ついに思想排除が始まりました。排除される思想は、「行き過ぎだジェンダー・フリー」なるもの(が、本当にあるのかどうかも眉唾だと思いますが)ではなく、「性の平等」それ自体です。「女性学の権威だから」ということを、権威に弱い行政職員が排除の理由に使ったのには、思わず苦笑してしまいます。  重松 朋宏

・「人権に関する講座」を巡って、皮肉にも非常に実践的な学習の機会を都が用意してくれました。しっかり活用しようではありませんか。  志田 歩

・こともあろうに人権講座の企画で、密かに検閲同様のことがなされ、思想・学問・表現の自由という基本的人権が侵されていたとは! 改めて上野氏を講師に、ジェンダー講座および人権講座を開講し、検閲に加担した役人には真っ先に受講していただきたい。  篠木 祐子

・東京都は拒否した理由の説明をきちんとしてください。  しのはら 咲子

・言論の自由と多様な考え方を認めない国は、その構成員である国民の能力を削ぎ、国家としても衰退していく。今回の近視眼的な対応は、弱体国家への第一歩であり、強く抗議します。  芝田 裕美

・東京をファシスト石原から奪い返せ!  島 和博

・東京都の教育庁の異常ぶりには,呆れるばかりです。学問の自由,思想・良心の自由を守ることは,単に上野先生一人の問題ではありません。声を上げましょう。  島田 広

・今回の騒ぎは都庁職員の無知と一方的な思い込みが原因となっており、猛省を促したい。  嶋田 洋一

・今回の都教育長の行為は、民主社会における東京都政ならびに教育行政としてあるまじき行為であり、強く抗議するものである。そしてなによりも、人権の名において上野千鶴子氏の人権を侵害したことを深く反省し、直ちに謝罪を行うことを要求する。  清水 澄子

・心から賛同します。 清水 真奈美

・行政が市民の意見表明権を奪うことは許されません。民主主義の危機を感じます。  じょうづか さえこ

・東京都知事、都教育委員会による,この度の東京大学教授 上野千鶴子さんへの国分寺市「人権に関する講座」委託拒否という決定とその思想は、戦争による国民の犠牲の上に確立された自由と民主主義、男女平等の高い憲法理念を踏みにじる許しがたい行為であり、女性研究者としても連帯し、激しく抗議します。  庄谷 怜子

・都の委託とはいえ、国分寺市が「人権講座」の講師として適切と選んだ講師を「女性学の権威で、ジェンダーフリーに触れる可能性がある」というような理由で、講師変更を余儀なくされるなどということは、あってはならないことです。「ジェンダーフリー」を禁句にすべく煽り立てた勢力に組する都政といえます。  出納 いずみ

・「東京をファシストに任せたくない」という強い思を、今回の上野さんの件を機会に表明したいと思います。  末木 あさ子

・立場の如何を問わず、自分たちの気に入らない言説を封殺しようという動きはうんざりします。昔、ポール・マッカートニーが歌っていたように、Listen what the man saidというスタンスがまず必要なのではないでしょうか。  杉本 朗

・言論封殺は断じて許せません。東京都への講義に賛同します。  杉本 茂樹

・上野千鶴子氏が人権に関する市民講座の講師に不適切と反対した都教育庁の見解はまったく理解できず、説得力のある根拠はありません。委託事業といいながら実態は都教育庁の意図に沿う企画のみが実施されるなら、「市民講座」「人権講座」の名とはまったく反対の事業になると思います。  杉山 優子

・思想統制ではないか! 石原都知事に断固抗議する。  鈴木 隆洋

・人権標語などを取りまとめていて思うのですが、本当に実践しているのだろうか?と疑問に思うことがあります。身近なところから人権意識を変えていかないといつまでたってもこのような事は起こりえるのでしょうね。  清野 英子

・東京都が国分寺市の人権講座の講師として上野千鶴子を不適当と断定し、講師として認めないとの措置を取ったことに対して、明らかに不当な行政介入・言論弾圧事件として強く抗議します。東京都がジェンダーという言葉を曲解してその使用を禁じるような方針をとっていること自体が間違ったことです。さらに、国分寺市という自治体が決めたことに対して上から圧力をかけて認めないとすることが、自治権の侵害です。また、東京都の考えを絶対のものとし、その考えに合わないからといって、反社会的ではない、むしろ男女共同参画社会に相応しい内容の講演を排除することは、自由と民主主義の原則と相容れません。東京都のとった措置の撤回を強く求めます。  関口 暁子

・都は公開質問状に回答すべきです。ジェンダーについての理解を広めることなしに男女平等はありえないはずです。  瀬野 喜代


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「た行」

・私も独自に都庁に抗議文をメールしたのですが、慎太郎辞めろ、馬鹿都知事、と言う罵倒語だらけになってしまいました(^^; きちんとした抗議文の書けない自分が歯がゆいですが、どうか連名させてください。  平 志朗

・地方公共団体の人権講座が差別や偏見を助長するものとなることを恐れます。  高市 和久

・言論の自由は保障されるべきで、今回の件は民主主義に対する挑戦ともいえる事態である。  高木 博史

・首都である東京都が、このような曖昧な判断で特定の講師を排除すること自体が恥ずべきことと思います。これでは女性が誰に束縛されること無く自分の意見を持ち、自分の食い扶持を得るために働きつづけることなどが否定されることに繋がります。質問状に応えると同時に、ただちに撤回を要請します。  高木 睦子

・こんな不条理が二度と起きないよう行動したいと思います。  高瀬 芳

・私はフェミと反フェミどちらの議論を聞いても腹が立ってしまうような人間ですが、この件はひどいと感じます。都は、女性学なんて公的に認められる学問ではないと言ったも同然です。このような女性学の非公認化を認める事はできません。  高瀬 太郎

・ここで黙っていては明日は我が身。人権の概念が欠如している行政機構を許していては命にかかわる。  高橋 晶子

・セクシュアリティに対する謝った理解を修正するためにも、上野さんの講演を聴くなり、本を読むなりして見識を改めてほしいものです。  高橋 芳恵

・ジェンダーの視点のない偽・人権が横行する東京都政は未来に希望のない都市です。そして、東京都は改めないかぎり、オリンピック招致を表明に価する都市ではありません。  滝川 正子

・東京都は、憲法を守りなさい。  田口 則芳

・千葉県でも県議会で自民党が他会派の反対を数の力で押し切って意見書を通しました。黙っていないで意思を表明しなければバックラッシュを止めることはできないと思います。  竹内 悦子

・ジェンダーという世界に通用する考え方を日本でも深く広く理解し、広めてきた多くの人々に敬意を示し、不当な圧力にははっきりとNO!をいいたいです。  竹下 美穂

・「ジェンダー」は1995年の北京の国連女性会議や、1999年の日本の男女共同参画基本法でも広く認知された男女共同参画社会を実現するためのキーワードです。つい先ごろ政府の男女共同参画局の関係機関でも、ジェンダーについての見解を出しています。ジェンダーに関する曲解にもとづく今回の措置は許せません。抗議します。  竹森 絹子

・石原都知事及び東京都教育委員会のしていることは言語道断です。あんなことが許されては嘗ての暗い谷間の時代に逆戻りです。1931年生まれの私は、背筋の寒くなる思いがしています。  田崎 透

・いまや世界の流れに逆行するような行為は、リーダー役を担おうとしている日本として恥ずかしい行為ではないでしょうか。流れを、世界の空気を汲み取ってください。  橘 統子

・以下は、2005年度の日本ペンクラブ女性作家委員会シンポジウムのパンフレットのために寄稿した短いエッセイです。しかし、今回の事件については重要な予感を含んでいるように思われるので、下記にその全文を掲げさせて下さい。
 去る2005年11月初旬、北米におけるアメリカ学会年次大会に出席するため、ワシントンDCに飛んだ。宿舎兼会場はルネッサンス・ホテル。さて、そこの洗面所のドアというドアに、わたしはたいへん興味深い注意書きを発見した。何とGender Neutral Restroomと明記されていたのである。たんに男女共用の意味なら人気TVドラマ『アリー・マイ・ラブ』に倣ってunisex bathroomと書くはず。どうも不思議だ。案の定、会議席上でも話題が出て、前会長のスタンフォード大学教授シェリー・フィシュキンが、この "Gender Neutral"とは同性愛や服装倒錯の市民を考慮したうえでの表現であることを説明してくれた。一昨年以来、ブッシュ大統領はマサチューセッツ州における同性愛結婚許容には断固反対の立場を譲らないが、性解放ならぬ性差解放をめぐる草の根運動は、すでに意外なところから始まっているのかもしれない。
巽 孝之

・正しいか正しくないか以前に、発言・表現を押さえ込むかのような都のやり方が理解できない。一部の人間の思惑による暴挙なのか? 税金で成り立っている公僕の立場を再確認し、公開質問状に正面から回答すべきだ。  田中 保

・今回の件は、石原都知事の「ババア発言」、性教育バッシング、卒業式、入学式での日の丸・君が代強制など、石原都政の排外主義、セクシズムの一環として行われたもの。何とかして、都知事や腹心の官僚どもを都庁から追い出しましょう!  谷口 和憲

・ジェンダーバッシングへの怒りとともに、自治体や市民の権利を侵害する東京都のやりかたに時代の危機を感じます。  谷口 多恵

・文案と賛同よびかけ、本当にありがとうございます。こうした行動が、まず大事だと思います。声をあげる! 声を広げる!  谷 惠子

・ひどい! ひどすぎる! 根拠がないのに何故?講師としていけないのか! 明確にすること! 言論の自由は何処へ! 女性差別撤廃条約をよく読んで!  田原 素子

・「何か不都合な発言をするかもしれない」ということが講演中止の判断の理由というのには、言論統制だと思います。意見の違いや反対派を排除して成り立つ「議会制民主主義」とはなんでしょうか。これを戦前の言論統制を結びつけることに違和感を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、今回のことで、私は10代のころ、自分の親に「なぜ戦争に反対しなかったの?」と問い詰めた自分を思い出しました。  柘植あづみ

・上野千鶴子氏の意見にすべて同意する。  手島 大輔

・人権講座の講師の人選に、都の方針その他を理由にして介入すること自体が許されない。そもそも「人権」を問題にするのは、そのような公的機関の介入そのものをチェックするためである。このように異論を拒否するというのは、そもそも「人権」の名になじまない。  寺中 誠

・言論、思想の自由の侵害に強い憤りを感じています。憲法や教育基本法の改悪をなんとしても阻止せねばと決意を新たにしています。  東京YWCA女性の人権委員会

・子どもたちの、そして私たちの未来を考える時、ジェンダーバッシングの流れに歯止めをかける必要性を強く感じます。  遠矢 家永子

・まだまだ一党独裁で自由が制約されている中国(だから都知事はお嫌いなようですが)でも、中国社会の変化や国際社会との交流、男女平等を願う女(男)たちの努力によって、「ジェンダー(社会性別)」という考え方は近年急速に広がりつつあります。日本だけがそうした社会の進歩に逆行しようというのでしょうか?  遠山 日出也

・「女性学」「女性」だけの問題ではありませんね。自分らしく生きる自由が損なわれるのは、男にとっても迷惑です。  冨樫 祐一

・日本国内の人権・ジェンダー平等に関する意識の低さを常々痛感しています。言葉のみが横行し、実態が伴っていません。ひとつの例が、「男女共同参画」です。これからは、平等社会の再確認して、「持続可能な社会」を一人ひとりがつくって行きましょう。  時實 達枝

・東京都の暴走は、日本の未来を見るようで気味が悪い。今のうちに、止めなければ!  土光 均

・学問・思想・言論の自由を弾圧してくる東京都知事・東京都教育委員会に対して断固反対をするものです。家庭科の教科書から、すでにジェンダー・フリーという文言が取り消され、教科書の内容の思想統制が行われてきました。まるで歴史を逆行しているのが実体です。上野千鶴子氏への講師拒否について強く抗議します。  冨田 和子

・このようなことがまともに起きてしまうことにぞっとします。民主主義の退廃です。現場に「考える」人はいなかったのだろうか。どのようなプロセスで決められたのか、ぜひぜひ明らかにしてほしい。  外山真理


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「な行」

・都合の悪い者は認めない・というようなことがまかりとおる社会は、コワイ社会です。  中川 加代子

・一人の独裁者による東京都の支配を許せば、日本全体が暗黒社会になります。石原NOの声を全国から集中しましょう。  中川 健作

・思想信条の自由,および学問に対する不当な介入は決して許されるものではありません。東京都教育委員会の憶測に基づく不適切な判断と行動に対して断固抗議します。  長須 正明

・役所は市民を監視するところではない!  中 登史紀

・東京都の言論・思想弾圧はすでに戦前戦中並み。これを全国スタンダードとしないためにも、一つ一つに厳重に抗議していきたい。「国」にでかい顔で指図されるのはまっぴらだ。  永野 真理子

・ここまで人権感覚が麻痺しているなんて、近ごろの東京都職員はどうしてしまったんだろうと大変不思議です。採用試験を丸暗記でパスしていて、法の精神や文化を理解して運用しようという志にかけているのかな?  中野 元裕

・東京都には「男女共同バカ」などで攻撃されて載る人たちのブラックリストができていて各地区から排除するような行政指導がなされているのだと思います。人権講座で呼ばれるような人が断られること自体が人権問題ですし、そうした講師の人権も守れず、主体性もなく闘わない人権講座は人権講座に値しません。  永野 佑子

・言論の自由を保障すべきです。民主主義国家にふさわしい行動を!  中林 晶子

・東京都による不当な介入は学問の自由を侵害するもので、全く正当化出来ないものです。小説家出身の都知事のいる東京都による言論弾圧には強い憤りを覚えます。  中村 彰

・私は、「男らしさ」や「男は…しなければならない」という言説に非常に違和感を持っている男性です。日頃から、男性という立場にたつ私が女性や男女という二元論に違和感を持つ方々を抑圧していると感じながらも、「男らしさ」を求められる言説が私自身も抑圧していると感じています。今回の事件は、ジェンダーに関する無理解を助長し、ジェンダーと生活にかかわる一人一人の省察を禁止し、社会における性的役割を強制するものであると断言します。東京都は行政として、人々の民主主義的な議論を保障する立場として、今回の対応を改めるべきです。  中村 研

・民主主義を否定する言論統制には断固反対します。  中村 初江

・東京都の対応にただただあきれてしまう。  中村 ひでこ

・東京都の都政を私物化している石原都知事たちが、その表面の強引さの影で、何か恐怖を抱き続けていることが、この弾圧を見ても明らかだ。彼らは、「強い日本」という自己正当化を維持し続けるために、あらゆる反抗を恐れ、まるで自虐としか言いようの無いような自己欺瞞にのたうち、喘いでいる。彼らの恐怖は、だんだんと大きくなっているように感じる。  永易 茂雄

・人権侵害も甚だしく、とうてい許されるものではありません。みんなで力を合わせ、こんな暴挙は一掃しましょう。  奈良 重喜

・表現の自由はきちんと守られるべきでないとおかしい。  新島 英士

・石原都政の教育への数々の不当介入は、到底許せるものではない。今回の問題もその一連の流れの中でおきたことである。強権政治がいつまでもまかり通ると思い上がっていると、いまに手痛いしっぺ返しを受けることを、都教委は思い知るがいい。  西川 裕人

・ジェンダー・フリーは「性差を否定する」ものではなく、性差による差別をなくそうというものです。誤った概念を定義化して否定し、女性の人権を主張する講師を排除するのは断じて許すことはできません。  西野 瑠美子

・ジェンダーフリーを毛嫌いするのは、石原都知事が自民党国家権力の、第二次世界大戦の無条件降伏という大敗北の代償として受け入れた、「日本の歴史・伝統・文化を無視し、米国の思想・文化を移植した現行憲法を否定し戦前の大日本帝国の再現を図ろう」とする国家主義者の意図に参画しているからである。主権在民の民主主義の名において、この都の対応を非難する。  二田水 弘平

・新聞記事を読んだ限り、東京都が上野先生の講演を取り消したことには何の論理的根拠があるように思えません。もしそうであるならば、都のこのような横暴は許してはならないと思います!  野中 理

・"ジェンダー"についての規制の動きに懸念していました。ここでもまた言論の自由が脅かされている。NHKの番組改変問題同様、政治介入は見逃すわけにはいきません。これこそ人権侵害以外のなにものでもないと思います。  野々垣 真美


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「は行」

・都が市民講座の講師任用にあたり、市民に理由を開示しない形で介入をしたのは、大変な不当なことであり、都民としてまた広く人権に関し学びを場を得たいと思う市民として、都の対応に抗議の意思を表明します。こののち、国分寺市民および講師予定者に対しての誠実な対応を求めます。  橋本 育

・意見というか感想ですが、「社会を動かしていく力」「歴史のうねり」のようなものを感じています。 一個人として「政治的」なことにかかわることができることに、喜びを感じつつ賛同いたします。 私はエスニシティ研究が専門ですが、ジェンダーをめぐるこの動きに、とても刺激を受けます。  橋本 みゆき

・そもそも人権講座の一環で、このような人権を無視した都の露骨な姿勢には驚きます。ジェンダーという言葉に過剰反応し、自らの姿勢と相容れないなどと憶測し、市民が学習する内容についてまで問題視するような教育委員会に人権教育などかたって欲しくないです。これもやっぱりトップの姿勢が影響しているのでしょう。国分寺市と市民の皆さんの抗議にエールをおくります。  長谷川弘美

・石原都政における様々な領域に渡る差別的措置にうんざりしています。しかしそれに倦むこと無く抗議する今回の声明に賛同致します。  馬場 智一

・平成17年12月27日に第二次基本計画にジェンダーが位置付けられ、閣議決定もされています。ジェンダー・フリーに対する東京都の見解に合わないとして、講座の計画を拒否した国分寺市の決定に私は納得がいきません。  早坂 洋子

・この件はNHKニュースで見て気になっておりました。みなさんがすぐに行動を起こされていることに敬服いたしております。ご主旨に賛同いたしますので、名前を連ねさせていただきます。  林 香里

・東京都が、都内の自治体の講座講師任用を否認する権限があると判断していること自体が、自治体の自治、分権の原則に反しており、あってはならないことです。  林 泰義

・ここ数年の東京都の教育界への介入は目をおおうばかりの暴挙とみていましたが(都立学校での卒業式、入学式での君が代、日の丸の強制/ジェンダー教育へのバッシング/性教育に対する事実に基づかない誹謗などなど)ついにここまで、あからさまな学問への介入をするにいたったかと、大きな危惧を覚えます。明らかな思想統制です。反対します。  速水 葉子

・ジェンダー・フリーないしジェンダー論/フェミニズム論一般の問題には関さないものとして、単純に言論・学問の自由の観点から、この問題にたいして抗議します。  原 宏之

・東京都の行為は学問・思想・言論の自由に反していると考えます。また、背後にある問題について考えると、色々なジェンダーの人々が少しずつ努力して改善させてきたことを後退させる様な方向は、少子化に向かう日本の問題点を解決することにはつながらず逆に少子化を促進させることになると考えます。ジェンダー問題に取り組む上野さんのお仕事や考え、あまりきちんと勉強している訳ではありませんが、時々眺めさせていただきます。共感することが多くあります。  坂内 悦子

・都知事の中国人のDNAに関する発言、教育現場への君が代強制、女性団体への弾圧など、この間の東京都にまつわる様々な差別的行為には開いた口がふさがりません。今回の件も「おんな組いのち」のメールで今日知りましたが、地方からも東京都のそうした行為への抗議の声を今後も上げていきたいと思います。  疋田 美津子

・「○○らしくないから」肯定されないとは、権力上位のものの個人感情的な好悪にもとづく人権蹂躙である。  権力が密室裡に乱用されやすい、家庭、パートナーシップ、研究上の師弟関係などの場において、弱者が自己を護るための知は、けっして封じ込められてはならない。いずれの時においても場所においても弱者とならない人間など、ただのひとりも居ないのだから。  日野 まり

・この間、大変な労をお掛けしましたが、すばらしい文章ができあがってよかったですね。これに連動させて、もっとダイナミックに、知恵を出し合って、有効な動きをつくっていきましょう。お疲れ様、今後も大変ですが、宜しくお願いします。  平井 和子

・住民の自由な学習を保障する意味からも、学問研究の自由を保障する意味からも、今回の東京都教育委員会の介入は不当な言論・思想の統制であり、あってはならないことです。ジェンダーも、ジェンダーフリーも、言葉として使用するかどうかは個人が決定することであり、行政のいかなる介入も許されません。当事者と都民に対し、謝罪と事実関係の説明を求めます。  平川 景子

・私は子どもの音楽教育の専門家ですが、2004年11月に最高裁で判決のあった「パートナー解消訴訟」の原告という立場なので、私なりにジェンダーについてさまざまな意見をもっています。よろしくお願いします。http://www.partner-marriage.info/http://www.ongakukyouiku.com/  深見 友紀子

・ジュンク堂書店では、上野先生プロデュースの「うえの・ちづこ書店」を開催させていただきました。その際も、上野先生を「偏りのある思想家」と誹謗し、そうした「書店」を開催することに異議を唱える意見をいただいたことがあります。その時に思ったのは、上野先生の著書や、他のフェミニストの人たちの著書を実際に読んでみると、上野先生の思想的立場は、今となっては穏健なフェミニズムである、ということ、その感想は、上野先生のラディカルさ(=徹底)を決して貶めることではないこと、です。今回の対応は、いやしくも一人の思想家について評価を下す際に、明らかにその著書を読まずになされることは、特に書店人にとっては承服しかねるという立場から、署名させていただきます。  福嶋 聡

・いきいきと活動する市民は自由に羽ばたき、個性豊かな社会を作り出せる力をもっています。私たちのめざす社会を阻む今次第に大きくなりつつある動き、たくらみに市民が力を合せて向かっていきましょう。  藤井 皆子

・ジェンダー・フリーバッシングもここまできたかと驚いています。けれどもこうしたことに声をあげていくことは、バッシング派に対抗していくという意味でも大切だと思います。  藤田 嘉代子

・june_tさんのブログで知りました。目が点です。上野教授が「女性学の権威」だから「ジェンダーフリーに触れるかも」ゆえに「都の委託事業に認められない」というのはすでにこの時点で偏見であり明らかな差別です。今回の委託事業拒否にあたる経緯が明らかになることを強く希望します。  藤本 延江

・今回のことは、明らかな言論統制とも言えるもので、びっくりすると同時にあきれ、暗澹たる思いになっています。協力は惜しみませんので是非、声をおかけください。  藤本 由香里

・言論封じの暴挙以外の何物でもなく、絶対に容認できないことです。まさに戦前への回帰と言っても過言ではありません。この先はファシズムへの道です。  藤原 寿和

・女性を対象とする研究が学問として扱われなかった頃から、こっそり、あるいは自分の指導教官を「教育」しながら研究してやっと、堂々と研究教育できるようになったジェンダー論です。この問題はイデオロギーの問題というよりは、科学と真実に対する抑圧の問題です。  古村 えり子

・全面的に賛成します。  古屋 泰

・少子化のキーワードは女性学なのに、男社会に固執し続ける男達の姿は滑稽です。次世代に繋ごうとする意識があれば女性学への帰結が必然。その認識も理解もないままこの国の行政が依然として男達に操られていることに抗議します。  星野 順子

・皆様の機敏な対応 さすがです。 賛同人の一人に加えてください。  星野 恵

・ジェンダーフリーへの誤った解釈や女性学への偏見が観て取れ、これが一国の首都行政の判断かと驚かされる。偏りのない見識のある判断を期待するとともに、言論の自由を侵害することのないよう、強く要望したい。  本田 恭子


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「ま行」

・ジェンダーフリーという言葉をつかうかも、という予想だけで、講師任用破棄は言論・表現の自由の弾圧です。東京都政こそ人権教育を受けなくては。  牧田 真由美

・このような言論弾圧は断固として抗議すべきだ。そして、この事態をおおかた放置しているマスメディアも大きな問題である。このままでは、誰もこの権力の暴走を止められなくなってしまうだろう。  牧野 剛

・東京都教育委員会のジェンダー・フリーバッシングは、「日の丸・君が代」の強制、「侵略否定の都議の存在を教えたことを理由に社会科教員を現場から外し懲罰研修を強制する」などの教育内容への介入と並ぶ異常な事態であり、上野先生に対する講師拒否は、都教委による反教育、人権侵害の教育行政の帰結でしょう。もし、都教委が己の正当性を主張するなら、上野先生の質問に全て答えてみてください。それができないなら即謝罪して、改めて上野先生の講義を実施し、あなた達が率先して受講してください。  増田 都子

・ぼくも、公民館の講演で「ジェンダーフリーは使えません」と言われたことがあります。憲法はどこへ行ったのでしょうか?  ますのきよし

・私も以前議員をしていたとき、自治体主催、市民団体企画の講座に依頼を受けた際に、自治体の圧力で講師をはずされたことが何度もあります。自治体とは市民に主権があり、自治体の費用も市民の税金で成り立っています。自治体そのものに市民を選ぶ権力は存在しません。権力のあり方を間違えています。お粗末な東京都。市民が怒るべきです。  又木 京子

・日本国憲法下でも、数々の人権侵害が堂々とまかり通る現状に、不安がつのります。微力でも反対の声を主権者としてあげる責任を感じ、署名します。  松尾 純子

・ある種の方々には、ジェンダー論は脅威なのでしょうね。この学問が築いてきた社会的役割の重要さをあらためて実感します。人として生きていやすい世の中にするために、今後も行動していきたいと思います。  松島 理恵

・「ジェンダーフリー」を人間本来の男女の性差を否定するものだとことさら大仰に非難する政治家やその取り巻きは各個人の基本的な人権や自律したあり方を国家優先の立場から否定するもので何等その普遍的価値について異論を唱えようという性質のものではありません。ましてや学術的に通説とされ、先進国といわれる諸外国で常識的に使われる概念であることからすれば今回の東京都の対応は安倍的反動硬直症の表れでしかない。ばかばかしいと思うが現在の権力の傾向からするとマスコミの取り扱い姿勢次第で一般市民自身がバッシングの尖兵になる恐れもあり、軽視できない。こと国民の教育に関する分野に執拗な監視・介入を意図する政治権力は憲法の改悪と対で考えていることから断固闘う必要を感じます。  松原 秀臣

・都は「フェミニズム」を排除しようとしているのでしょうか。あるまじきことです。  松本 潤一郎

・まさか上野千鶴子さんを拒否をするなんて・・驚きとともに、怒りにも似た感情がわき上がってきます。 日頃の業務の中で、DV事件等、まだまだ女性の地位が低いと実感しています。女性学の権威である上野さんは、人権講座に最もふさわしい講師であり、拒否する理由は全くないはずです。都の姿勢に抗議します。  黛 千恵子

・このムーブメントが大きな波となり、ジェンダー、ジェンダーフリーバッシングの誤解を解く切っ掛けとなれば嬉しいと思います。  三浦 純子

・全国最悪の石原都政のもとで、また暴挙が行われました。本当に、東京をかえていかないと、この様なことは次々と起きてくると思います。  水谷 文

・そもそも、ある者が何か発言をする前に、特定の発言が危惧されてその機会が国家作用によって事前に封じられるということは、言論の自由に対するあるまじき抑圧である。表現の自由は民主主義社会の根幹を支えるものであり、それを保障するべく憲法を擁している現代日本において、今回の都の行為がどれほど非常識であることか。おまけに、今回の件は、一部週刊誌の特定の有名人に対する過激な醜聞合戦でもなんでもない。一学者の教育講座として、学問的知見を共有する場を形成する、という、いたって穏当かつ正統な試みである。このような、外形的にもまっとうな言論活動が、行政の介入によって制限されることは、そのこと自体、著しく不当である。そのことに対する問題認識を欠いたまま、こ意思決定に関与した者には、猛省を促したい。強く非難する。今回の件では、特に、ジェンダーに対する都の無理解が伺われる。女性学やジェンダー研究という学問ジャンルの意義、それが社会科学系のあらゆる学問や、男女共同参画社会の推進や少子・高齢化対策など国策の動向に、どれほど多大な影響を及ぼしているのか、また、上野氏の学問的な功績自体、どれほど多大なものであるかについて、なんと心得ているつもりか。それをじゅうぶん認識していないとすれば、それはすべて都の怠慢である。そのような知見を学びたい、学べる機会を作りたいという市民の要望を、バカにするつもりか、と憤りの念を禁じえない。  光石 春平

・上野千鶴子さんの公開質問状提出、賛同と連帯の抗議文提出に心から賛同します。全国で広がる男女平等を嫌う政治的勢力の攻撃、これは本当にすごい! それに負けず男女平等を進めていくには、このようにはっきりと怒りと不当性を世に示すことしかありません。  三井 マリ子

・人権擁護する企画の講座講師の選定で、人権を侵害するような処置に出た国分寺市に抗議したい! 上野千鶴子氏は国際的にみても優れた学者であり、その業績からもこのたびの国分寺市の「人権講座」講師として適任である。  南辻 恵子

・人権講座が思想の事前検閲という人権侵害でスタートするとは! 憲法19条思想・良心の自由、21条表現の自由、23条学問の自由を侵す行為であり、性における平等を目指すジェンダー研究を否定するのであれば、14条法の下の平等をも否定する行為です。「ジェンダーフリー」は「男女同室で着替えること」などという事実に基づかない誤った情報を流した側の責任を問うことなく、「ジェンダー」そのものを「危険思想」化して排除することは、日本の学問、教育、そして人権の発展を大きく後退させるものです。  三宅 晶子

・東京都はおそらくもっともひどいのでしょうが、他の自治体でもこれから似たようなケースが発生することが考えられます。ここでしっかり抗議をしておかないといけないと思います。  宮下 奈津子

・東京都、及び、東京都教育委員会による「言論・思想・学問の自由」への重大な侵害に対して、強く抗議します。この21世紀に、この日本で、弾圧が平然と起きていることを危惧します。権力が憲法を犯しているこの状態を、私たちは見逃すことはできません。  宮田 光子

・いかなる個人も言論の自由に対する権利をもつ。  宮田 優子

・この問題は、上野千鶴子教授個人の問題だけではなく、女性の基本的人権そして全ての人々の基本的人権に関わる重大な侵害であり許してはならない問題であると思います。  三輪 和惠

・あってはならないことが起こりました。上野さんが今までやってこられたことが全て否定されるような今回の東京都のやり方に強く抗議します。  向田 貞子

・抗議文に全面的に賛同します。今、復古調の権威主義が新自由主義者と共同して時代の統合へと画策しているように思えます。憲法9条を守る運動との関連でも、国際連帯の視点からもこの動きを座視するわけに行きません。  村口 至

・これは、学問に対する権力の驚くべき支配・介入です。ジェンダーフリーが、あたかも日本の「伝統文化」に反しているとの狭隘な世界観を持つ石原知事らしいなんとも貧弱な判断ではありませんか。多くの都民が社会的に成長するのが恐ろしいのでしょう。こんな人間が知事を勤めているのは空恐ろしいことです。何処であっても、このような支配・介入を許すことなく闘っていこうではありませんか。  茂木 皓三

・私は、いちいち説明をつけなければならない言葉はあまり使いたくないので、「男女平等」を使っています。しかし、ジェンダーフリーバッシングは眼に余ります。判で押したように、トイレ共用とか、一緒に着替えとか、具体性のないこと極まれる。これらのことが、具体的にどこで行われているのか、見かけるたびに質問を寄せていますが、回答がかえってきたことは一度としてありません。今騒がれているライブドア事件について、逮捕された社長は罪を認めず「男らしくない」ですって。  望月 すみ江

・男女平等社会の実現を否定したい勢力の執拗な策動を感ずる。憲法改悪の動き、教育基本法の改悪の動きとも連動する許しがたい事件である。  本木 英子

・女性の人権を踏み躙る時代錯誤の東京都のやり方に抗議します。権力の言論弾圧の横暴を許しません!  森 一女

・都の言い分は全く筋が通らないものだと思います。それでも講師として任用させないというのなら、その理由をしっかりと説明する責任を果たすべきだと思います。  森 圭代

・石原都知事は、自身の「カビ臭い」「偏向した」価値観を教育現場に持ち込むのをやめましょう!!  森下 泰典

・ジェンダーバッシングは男女平等否定の憲法改悪にも繋がる意図的な民主主義への攻撃だと思います。60年前の人権意識に戻すわけにはいきません。もちろん、女性の意識はそれを簡単に許すことはないと思います。多くの女性たちと力をあわせる時だと思います。  森永 京子

・民主思想のなかの人権概念が対象とする「人間」に、真に、女性が含まれるのかどうか、日本という「主権国家内」で具体的に問われている事件です。思想、学問、意見表明の自由という、憲法が保障する基本概念が問われている事件であることはいうまでもありません。「自由」というのはただ守るものではなく、具体的行動によって実践することです。多分野の大勢の人が抗議の声をあげることを期待します。  森 のぞみ

・思想の統制につながる東京都のやり方に抗議します。  森部 聰子

・他の講演でもこのようなチェックが入るのでしょうか?私たちが排除しなければならないのは、「ダブルスタンダード」です。つまり「あれなら良い、これはダメ」となると、まるで戦時中のようです。言論の自由に反します。  盛 泰子

・ここまで来たか、東京都。  諸橋泰樹


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「や行」

・怒りを感じています。このような暴挙を許してはならないと思います。一人一人の小さな力を結集して大きな力になることを願っています。  安永 啓子

・上野千鶴子さんは、日本を代表する学者です。ジャンダーという考えは国際的に認められた考えです。なぜ時代の流れに逆らう事をするのですか? 世界の流れはジャンダーフリーです。逆らえません。  矢谷 康子

・世界的に認知された言葉への弾圧は民主主義国家とは相容れないものでありこの国の行く末が思いやられます。  柳沢 典子

・「すべての人間が、差別されず、平等に、自分らしく生きること」だけを望むことが、何故このように歪めてとらえられてしまうのか不思議です。先人達の尊い努力によって今の私たちがあることを思い、決して逆戻りなどしないように、前向きに進まなければならない!  矢吹 静子

・今回のことは本当に、自分や他者の思想信条や学問の自由をおかす重大な事件だと感じました。皆様に心より敬意を表します。  山尾 聖子

・今の日本社会では、ここまで言論の自由や思想の自由が奪われているのかと、ぞっとします。そもそも、どうして上野さんを講師にしようと発想したのか、その根拠が知りたい。上野さんに話を聴きたいという声があがって、それで交渉成立するはず。ジェンダーということばを使用する「であろう」という憶測で、それが都として「まずい」のであれば、率直に上野さんに相談すればいい。企画者の意図と講師の意図がどこにあるのか、講演を聴きにくる聴衆に何を伝えるのか、それがあってはじめて講師交渉があるはず。その作業の中で、「ジェンダー」について理解し、考え、発信していく過程をふむはず。ジェンダー・フリーということばの正確な意味さえ把握していない「無知」が、やみくもに「ジェンダー用語は使用禁止」と、権力をふりかざしている。  山崎 久子

・最も人権と遠いところにいる石原慎太郎が知事を務める東京都のやることだから、しかたがないといえばしかたがない。人権講座なんかやりたくないというのがホンネでしょう。でも、都民の税金の使い道は都民である私たちが決めるべきことで、役人が決めることではない。  山崎ひろみ

・学者・議員・運動家だけでなく、全国各地で活動している人たちに呼びかけて、たくさんの賛同者を集めましょう。  山下 清子

・都教育庁の頑迷な思考能力に言葉が出ません。  山下 治子

・東京都教育委員会の教育現場に対する、暴力的な干渉はどこまで広がるかと案じていました。“先進国”と認知されているこの日本で、このような事件が起き、類似の土壌が根強くあることを、諸外国でどのように受け止められるでしょうか? 驚きで? それとも“やっぱりブッシュの知的レベルなんだ”と納得?  山田 淳子

・東京都による上野千鶴子さんの講師拒否は、「言論、思想、学問の自由」への重大な侵害であると認識しています。学問の専門領域で地道に真摯に蓄積された知見を一般に広く公開することを地方自治体が一方的な「憶測」に基づいて封じたことに強く抗議します。  山中 京子

・女性の人権を保障することは人間誰しもが生きやすい社会を築くことです。上野さんの主張を排除しようとする東京都の方針は差別を温存し強者の論理で弱者を社会の隅に追いやることに平気な政策です。上野さんの国分寺市の人権講座講師の任用を拒否したことに強く抗議し速やかに撤回されるよう要請します。  山中 紀代子

・東京都の対応は、あまりにも一方的で認識不足です。人権を語る資格はないと感じます。ちゃんと説明できないなら詫びるべきです。  山根 一男

・都が行政判断相をされた、その法的根拠を公開してください。まずそこが公開されて後、次には主催側の見解との相違などが調整されるべきでしょう。今回のやり方は公としての使命への認識不足による、怠慢・驕りを感じてしまいます。  山本 祐子

・国分寺市に在住しており、友人の連れ合いが件の講演会に関わっていたため、 話題になる前から聞いてはいたのですが、ここまで大きな動きになるとは 思っても居らず、 驚くとともに嬉しくも思っております。 とはいえ、楽観視せずに取り組まねば、と思い、個人では市に抗議はしていたのですが、 賛同させていただきます。  山本 ユキコ

・学問の自由を官が妨げたことに、憤りと恐れを感じます。断じてそんなことがあっていいはずがありません。学問の自由・表現の自由を、行政が制限した今回の事件がいかに暴挙なのかを多くの方に理解していただくためにも厳しく抗議していかなければなりません。  湯浅 美和子

・女性差別を助長する石原都知事の方針を具体的に示したのが今回の事例です。このようなことが都でまかりとおることを到底都民として、認めることはできません。  柚木 康子

・東京都は不当な介入をやめなさい。  吉川 邦良

・今回の事件は憲法11条の基本的人権の享有、憲法19条の思想及び良心の自由、さらに21条の集会、結社、表現の自由に抵触して、明らかに憲法違反である。東京都の対応に対して断固、抗議する。  吉川 ひろし

・「ジェンダーフリー」や「性教育」など、ジェンダー・セクシュアリティ関連諸課題に対する都教委の態度は、もはや看過できるものではない。日本において未だ受容の過程にある分野とは言え、「ジェンダーフリー」の語に特定のイメージを植え付け、言葉自体を抹殺しようというのが「教育」の態度なのか。これは検閲と何ら変わりない。教育委員会であろうと行政であろうと、学問の優劣や善し悪しを判ずる立場にあってはならない筈である。学問の府において研究と運動を続ける者として、今回の抗議運動を支持し、東京都に説明を求めます。  吉野 靫

・「人間と性教育研究協議会」の会員です。人の尊厳と人権をかけた闘いに敬意を表します。これ以上の右傾化をやめさせましょう。  吉野 豊

・人権侵害の講師不採用を行なって、人権教育とは笑わせる。  吉水 公一


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「わ」

・本抗議文に全面的に賛同し、支持します。  若杉 なおみ

・この活動を応援しています  渡部 智子

・上野千鶴子さんへのバッシングは、今回ばかりでなく、いろんなところで行われているようです。出る杭がたたかれても、がんばりましょう。  渡辺 春夫

・石原都政の横暴にあきれるとともに、都民やマスコミのレスポンスの弱さに将来への不安を感じる。  渡辺 弘道

・学問と思想と発言の自由を封じる実質的な検閲に抗議します。また、ジェンダーという用語に対して問題だとする意見は、女性差別問題に関する勉強不足です。意味がわからないという言い方で、女性に対する差別を固定し、男性に許されている特権を手放す気がない人たちの言い方です。言葉が問題なら、社会制度を男女平等に近づけ、将来的に女性の人権も保障するための思想を表す言葉と方策を提案してください。  渡辺 文恵

・皆に考えてもらいたいです。  渡部 通恵

・こういう問題が、関係ある一部の女性の意識で終わらないようにもっと広まることを願っています。  渡部 靖子

・これはまさしく学問の自由に関わる問題です。「気に入らない言論は封殺する」という風潮やそのような思考停止状況がこれ以上、一般に広がるのは危険であり、市民の学習権を脅かすものだと思います。これを機に、「ジェンダー」「ジェンダーフリー」という言葉でこれまで議論され、取り上げられてきたことが一体何だったのか、わかりやすい言葉できちんと共有できるようにし、オープンな議論をしていく必要があると思います。  渡邊 洋子

・言論統制を強く危惧します。これを見過ごすことは、憲法改悪へとつながりかねない。  和田 三千代

・「すべての人間が、差別されず、平等に、自分らしく生きること」が人類の願い。人権教育をすすめていくために、それを可能にする考え方などを話されると思う。上野さんが自由に話しができる世の中であって欲しいと、願います。  和田 洋子

・上野氏に対する東京都の今回の対応は、学問・思想の自由に対する重大な脅威であり、大学人としてとうてい黙視できません。  亘 明志


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「お名前の公表を控えられた方々」

・ジェンダー・フリーを使うかもしれないと言う思惑で、講師を断るのは納得がいきません。昨年12月27日に閣議決定された第二次基本計画では、ジェンダーが位置付けられています。東京都は、国分寺市の事業に干渉することは男女共同参画を逆行させています。

・都教育庁は、自分たちが「ジェンダー・フリー」という言葉を使わないと決めただけで、他の機関や、他の人にまで使わせないと決めたはずではないはずです。まさしく、言葉狩りです。

・「言論・思想・表現の自由」「平等」は人間が生きていく上で必須。思想的弾圧は許せません。

・重大な時代の転換期のような気がします。一番怖いのはこういった権力の横暴に人々が慣れてしまうことではないかと思います。声をあげてくださった方々、取りまとめてくださる方々のご苦労に敬意を表します。

・国分寺市および都の対応は、情報に関する扱いがフェアではないと思います。権限を越えた行ないだと思います。

・男女共同参画などと表面上では前進しているようかにみせかけ、影でつぶそうとしているように感じます。自民党の保守勢力、特に石原都知事の力が見え隠れします。1つの思想が力をつけてくると脅威に感じる体制側ということはありうること。ふんばることが大事です。上野さんを応援します。

・この際、ジェンダーという言葉に対する誤解を解いていただきたいと思います。ジェンダーなんて言葉、別に必要ないと思います。堂々と男女平等を使ってもらいたいと思います。

・言論の自由は民主主義の基本であり、事前検閲はその否定である。実際に行われていないことに対して、憶測による規制が行われることは、民主主義の否定であり、現在の日本に於いて、憲法上も許されないはずである。

・講師の拒否をするからにはもっと明確な根拠を示して欲しい。住民の学習の機会を奪う非常に残念な決定と思う。

・偏った圧力により、自由な言動が制御されるような世の中では、この先子供たちがどう生きていけるのか心配です。

・あまりに見識のない都の行為にあきれます。

・最近の東京都の行動は他府県から見ていても突出して過敏です。もう少し冷静な対応をするべきだと思い賛同の署名に参加します。

・上野さんに対する非常に一面的な見解の押し付けは決して同氏に対するものだけではないと思います。このことが特に大きな報道にならないことにも危機感を感じます。フェミニズムにかかわるものとして今回の東京都の対応に疑問を感じざるをえません。

・上野氏に人権講座を依頼しておきながら、難色を示した都のやり方がまったく理解できません。また、講座を開始してもいないのに、問題発言をすると断ずることも、誹謗中傷以外のなにものでもありません。都政そのものの今後が思いやられます。

・東京都には猛省を促したい。

・そもそも、ジェンダーフリーという言葉の使い方を間違っている人たちが、そんなに多くいるのかが疑問。いたとしても「間違っている」ことを是正すべきで「間違える人がいそうだから」で言葉そのものを制限する考え方自体がおかしい。ましてや、「なんとなく、その言葉を使いそうだから」で講演者を拒絶するなど、言語道断。

・これは「性別のあり方」に関する問題というのみならず、東京都の対応が真に自由で民主主義の概念に基づいたものであるかどうかの問題だ。

・私は国分寺市市民なのですが、実に恥ずかしいです。東京都は石原の物ではなく各都民の物です。

・都知事はいつまでかたいアタマで行政サービスをやっていくつもりなのでしょう。他のことについても、どこを切ってもその切り口が「かたいアタマ」。“バ●の壁”。

・このような件は残念でたまりません。官の都合の良い人のみを採用する事は、是非改めてほしいと願います。又、国民みんなが平等に生きられる事、要領よい者が良く、こつこつやる者が片隅に追いやられる時代はソロソロ終わりにしてほしいです。

・バックラッシュの勢いに身を任せていると大変なことになりますよ!!! 差別の形が見えにくくなった今日だからこそ、フェミニズムが成し遂げてきたことを享受している一般の女性たちに現状を知ってもらう必要があります。一見穏やかに、でもよく考えると激しいというような抗議の仕方ができるといいですね。(やすべい)

・現代の焚書坑儒を許してはいけません。言論の自由の侵害です。

・人権について一人でも多くの人が学ぶ事は良い事です。男女も公も民も平等に人を思い遣る気持ちを持てば社会は変ります。それを阻止する事は、何の意味があるのでしょうか? 誰にとって有利不利になるのでしょうか?理解できません。

・ジェンダーを大学で学ぶものとして強く抗議します。

・ 2005年12月に内閣府男女共同参画局発行のニュースの中でも紹介されていましたが『男女共同参画グローバル政策対話』の開催で「男女共同参画社会の実現は日本の最重要課題である」と男女共同参画担当大臣の主催者挨拶にがあり、基調講演は国連事務総長ジェンダー問題特別顧問が行われました。そして、日本のコーデイネーターからも、ジェンダー平等推進の必要性を経済政策との関連でアプローチすること、政府とNGOの有効な連携の重要性を指摘されていました。『ジェンダー』は現代の国際社会は勿論、日本の一般社会でも当然の倫理として浸透している常識です。国連常任理事国入りを目指している日本が、日本の中と外で主張することが違っていて国際社会で通用するでしょうか?

・上野氏の抗議文を読み、完全に賛同しました。

・学問の自由が保障されない現実には目を覆いたくなる。憶測だけでの判断は間違いである。

・一部のはねっ返りに負けないで頑張ってください。

・意見ではないのですが、普段仕事に追われてなかなか行動できないので、こういう情報をいただくのはありがたく思います。

・たとえジェンダー・フリーの用語について話をする人、積極的に打ち出す人であっても、「そのような人である」という理由をもっての委託拒否の判断はおかしいと考えます。人権問題にも関連することですし。

・発言する前の段階であり、憶測でこういう対応がされるということ自体に社会統制のひとつとして、非常に怖さを覚える。

・市民の公平に学ぶ機会を束縛し、偏見を生み出す行為を行政は導びいてはならないと思います。

・まさに言論弾圧だ。石原都政になってから東京はどうなってしまったのか。七尾養護学校事件、性教育弾圧、組合潰し、そして今回の講演の中止。都と都教委はその歴史に汚点を残すこととなるであろう。

・行政に携わる人の、ジェンダーへの勉強不足、理解のなさに閉口してしまいます。強制的な手段を講じるということも許せません。断固として、抗議していきたいと思います。

・まったく呆れてものも言えません! 知ってびっくりしました。

・生物学的な性差であるセックスに対し、社会的な性差であるジェンダーの概念は、政治学や経済学等の既存の学問領域も含め、今や多くの学問領域で国際的に当然のものとして使用されている。ジェンダーフリーという語句について誤解があるのはわかるが、ジェンダーフリー論争と、ジェンダー概念とは別物である。批判者は、感情的に批判するのではなく、そこをよく認識してほしい。

・思想弾圧・言論統制・言葉狩り、今回の一件はこれのどれにもあてはまる暴挙です。民主主義社会にあってはならない出来事です。上野千鶴子氏に対し、今すぐの謝罪と今回の暴挙の撤回を要求します。

・正直、個人的に、上野氏の思想には一部とはいえ賛同できない部分があります(エリート女にしか通用しない感覚がぷんぷんするあたり・笑)。しかし、東京都の出された判断は、それを上回る愚挙ですね。「東京都の考えからはみ出す人は全部駄目出し」する愚かさ。その行動のアホらしさ一点を持ってのみ、賛同です。

・この件で負けてしまうと、今後こうした動きは全国に波及すると思います。

・本当にとんでもないことです。がんばりましょう。

・東京都は差別体質を改めるべきである。偏見に基づく一切の差別をやめるよう。東京都の組織の中枢にこそ人権教育を施すべきと考える。

・女性が男性と平等に尊重されるのではなく未だに劣等市民扱いされることのままある日本ですが、その首都東京で、よりによって「人権講座」の開催にあたり「ジェンダー」や女性学を否定するような対応がなされるとはどういうことでしょうか? 問題の根っこは何なのか。身近なところ、足下から考えて変えていかなくては。

・東京都は謝罪すべきだ。

・上野教授の抗議に賛同いたします。ここ数年の東京都のジェンダーフリーに対する無理解、間違った認識からくる不穏な動きに不信感を抱いていました。このたびこのような形になったことを大変残念に思います。

・がんばってください。

・本当にいつまでこんな言論弾圧が続くのだろうかと暗澹たる思いです。民主主義とは程遠い昨今の風潮ですが、こんなところにも如実にあらわれるのでしょうね・・。

・今回の対応は情報統制以外のなにものでもない。捉え方うんぬんの前に、都の意向にそったものだけ認めるというのがおかしい。

・ジェンダーという単語を使うことが犯罪であるかのような対応は理解しかねます。

・抗議文を支持します。

・がんばってください。

・ジェンダーに対する誤解がひどすぎる。どうして、そういう誤解が生じてしまうのか、まったく理解できない。

・これこそ人権侵害!

・学問や思想の自由をうばう権利は東京都にあるのかをお考えいただきたい。

・毎日新聞報道による都の説明が理解できません。「『ジェンダー・フリー』の言葉や概念に触れる可能性」を懸念したのであれば、その時点で改めて調査確認をすれば良かっただけの話ではないでしょうか。調査確認を行っていればその可能性は無いという事実が明らかとなり、上記の懸念は杞憂であると判明したはずです。それを、事実の確認もせず「委託事業に認められない」「不適切」と判ずるところに、都の怠慢と、それ以上の恣意を感じざるを得ません。人権教育を行う行政の現場に怠慢と恣意があるのではないかという不安は、そのまま、人権が守られないのではないかという不安に通じます。都に人権を守られているはずの一都民として、上野氏と東京都民に対する、都の誠実な対応を切に希望いたします。

・教育の自由を侵害する都教委の行為に深い憤りを感じます。日本のジェンダー・エンパワーメント指数の向上と国民の学習権を護る闘いはつながっていると実感しました。

・現在東京都産業労働局から「働く女性と労働法」を毎年出版しており、全国から継続が強く希望されているので、これが続く間、こちらを優先させたいと思います。しかし、上野さんの講演会介入は許せないので、出来る限りのことはしたいと思います。

・現在の日本における「ジェンダー」に対する風当たりの強さを感じました。

・昨今の全国規模で行政の過剰な自主規制が増えていることに危機感を感じています。

・元々東京出身で多摩地区住人だったので、この問題は看過出来ません。せめてもの意思表示です。

・学問および思想の自由という個人の基本的な権利に反する、権力による不当な介入に反対します。

・男女平等は、日本国憲法で約束された社会です。

・これはまさに「言葉狩り」です。このようなことを一つひとつ見逃していくことで、何かとんでもない事態につながっていくような危機感を覚えます。あとで後悔しても手遅れです。多くの人が知って、東京都の暴走を食い止める必要があります。

・共謀罪のことといい、自由に自分の思っていることを述べることが危険にさらされるなんて、ほんとうに恐ろしい世の中になったものだと危惧します。多くの人が危機感をもっていないことにもまた危機感を感じます。

・言論の自由を憶測だけで抑圧するというのは絶対に許せません。大きな力に従わないものを抹殺しようとすることは、人権無視もいいところだと思います。

・ジェンダーにビビるオジサマたち,だせぇよ。

・勝手な憶測に基づき、東京都が、都下一地方自治体の人権講座の講師任用を拒否するのは、公共性を持った自治体が行なうこととは思えず、唖然としました。変な締め付けをする東京都は、大丈夫ですか?

・上野氏をごく簡単に「フェミニスト」といった括り方をする風潮は依然多いが、彼女は大多数の、その言葉のイメージを悪くしている「フェニスト」とは一線を画している。終始、「マイノリティー」のための言論活動をなさっている優れた学者であり、たまたま女性であっただけの事と思う。「フェミニスト」という言葉の悪いイメージに取り付かれた人々によって、彼女自身が「マイノリティー」として、被害や中傷を受けた事は過去にもおきており、その様は怒りを通り越して切ないばかりである。今、「ジェンダー」と言葉を変えようとも、言葉の本来の意味と、彼女の活動への不理解の人々による迫害が止まない現状はあまりに酷い。今回の東京都の処置は不知、不理解、不勉強故の惨事であり、今後も決して許されてはならぬ事と、強く思う次第であります。

・地方に住んでいると上野千鶴子先生級の著名な先生の講演は聞きたくても聞く機会などめったにありません。東京だとそのような機会を容易に作ることができるので、東京都民の方々を常々羨ましいと感じていました。地方でも人気の講演者を「ジェンダーフリー」の言葉を講演で使うかもという可能性だけで取りやめさせる東京都の方針は本当に理解しがたいです。今後はそのような方針は改めるよう東京に強く要望したいと思いましたので、抗議文に賛同しました。

・今回の問題は、一般市民が生涯学習に取り組む権利を侵害するような行為です。都知事はアジア某国の政治体制に批判的ですが、東京都の方向性も似たようなもの。意に沿わない考え方は排除するというのでは、独裁自治体としかいいようがありません。

・昨今の時代に逆行するような社会、政府の動きには非常に危惧を感じています。事務局の方々、大変だと思いますが、がんばってくださいね。

・私も神奈川県某市において、条例に基づく某委員会の委員の発言(提言書中の意見)が、突然市役所HP上から削除されるという事態を目の当たりにし、それを撤回するよう仲間と共に闘っています。戦後60年にもなるというのに、言論の自由と民主主義が根付かない日本では、当たり前のことを当たり前に言うのに、まだあとどのくらいかかるのでしょうか?

・こういう形でじわじわと思想統制が進められていることに、心底、危惧感をいだいています。民主主義とはなにかを問うよい機会として、逆に利用できないものでしょうか。それにしても取り上げたメディアが毎日新聞だけというのは、おそまつだと思います。「自主規制」でもしているのでしょうか。

・ジェンダーバッシングが強くなってきたのは、男女共同参画社会の理念が理解されないまま社会に広まったことによる弊害の一つでしょう。本来は、「ジェンダー平等」という言葉を使うべきであったのに、間違った訳語を定着させてしまったことが今回の問題の発端という気がしてなりません。

・抗議文に賛同します。行政の "気に入らないもの" 排除のロジックを定着させてはならないです。彼等は民主主義にとって危険な "確信犯" であり、これは、国民全員が有する思想・言論の自由への "脅し" でもあるからです。

・世間で「ジェンダーフリー」の意が「ジェンダーレス」のように誤解されているのが残念です。

・都は、偏見に満ちた判断をしていると思います。考えると、嫌なことが多すぎて、政治に期待しないようにしているのですが、本当の気持ちは、もっとオープンに、国だから、政治だから「しょうがない」ということを減らしたいと思います。うやむやにしない上野千鶴子さんに、敬意を表します。

・お上の意に添う話しかできないのであれば、戦前と同じです。

・東京都はもう少し勉強すべき。知識のない人が学問の自由を邪魔するべきではない。

・ジェンダーフリーへのバッシングというより、思想、信条の自由の弾圧である。このようなことは許してはならない。

・上野氏に何らかの要望を申し述べるのでなく、一方的な想像により講演を中止させるなど妄断の極みである。それも、市ではなく都からの行動であったと言う事実が理解し難い。非常に、悲しいです。

・東京都に抗議します。日本の民主主義は未だにこの程度かと哀しくなります。言論の自由、学問の自由を声高に叫ばなければならない現状に怒りを覚えます。

・強い危機感を感じる。「ジェンダー・フリーに対する都の見解に合わない」とのことだが、「都の見解」とは具体的に誰の見解なのか。議会で正式に承認されたものなのか。であればそれを公に示すべきではないか。このような形で内々に処理することは、言論や学問の自由を奪い、異なる意見は排除・弾圧する、一種のファシズムといえるのではないか。「都の見解」が正しいと思うならもっと堂々と、その主張を都民に「具体的に」明らかにするのが都政治の責務ではないのか。またこのようなことが起きたことによって一番危惧されるのは、都民、とりわけ教育庁の管轄である多くの教育を受けている学生や子どもたちの「知る権利」の侵害である。明日を担う青少年には、幅広い知識や見解を養うために、さまざまな情報や思想に触れる必要そして権利がある。それを提供するのが我々大人の責任である。それがこのように、水面下で行政による「調整」された事柄にだけしか触れられないのであれば考えや見方に偏りがでる恐れが十分にある。知事なり都のトップの意向による思想を浸透させたい、それ以外は物申すな、というのであれば、近隣のどこかの国で行われている教育による「思想統制」とまったく変わりがないのではないか。今回のようなことが今後続けば、ただでさえ性教育やジェンダー・フリー教育に対して萎縮している都内の自治体および教育機関は、ますますこの問題にたいして引いていくことになるだろう。その結果、不利益を被るのはだれでもない当の青少年たちである。そのことは都庁にいるトップたちではなく、彼らといっしょにいる現場の我々が一番理解していることだ。

・自治体によるジェンダー・バッシングは陰に陽に進められています。このような流れに対して、直球や変化球を交えながら、時に激しく、時にしなやかに、さまざまなかたちで闘い、その闘いを皆で共有することが大切です。がんばりましょう。

・こういう問題をうやむやにしない為にも、きちんとした見解や回答を望みます。ただし、個人の弾劾や非難中傷に陥らないようにしたいものです。本質は、こういった議論や意見交換がオープンにされていないこと、市民からの意見や議論がされていないことにあると思います。行政は、もっと真摯に謙虚に市民と接するべきです。


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