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福井事件home  東京都に抗議する!  東京都の男女平等参画政策の後退を憂慮する!  猪口大臣に面会しました!

■福井県男女共同参画審議会議事録より(2006年05月22日(月)13:30〜15:30)
委員:生活学習館における不適切な図書についての大枠の説明があったが、不適切な図書とは具体的に話せない内容なのか。

事務局:図書の問題に関しては新聞等で報道されているが、本のタイトル、著者名は公表を控えている。

事務局:不適切とは、撤去を申し入れた本人が言っていることであって、県は、不適切とは考えていない。ただ、人権侵害、個人の誹謗中傷や個人攻撃、犯罪奨励等、中身そのものが公益を著しく阻害することはいけないので確認をした。しかし、一切、その中身がどうかとかしていないし、図書をしまって見せないようにしたわけでもなく、その作業のため一旦、引いていたのであり、本人が自分で公表されているものが、報道されているのであって、県として、図書の検閲とか中身のチェックのために撤去したことは、一切ない。

委員:言われている図書は、公立図書館にも置いてあるのか。

事務局:生活学習館は男女共同参画センターとして、男女共同参画に関する専門図書の品揃えは、一般図書館よりは多い。

委員:指摘を受けた図書は、専門書ということか。

事務局:150冊の中身は、専門書かといえば、いずれも公刊されており、どこの図書館に置いても問題のない図書である。公立図書館にあるかどうかはわからないが、あってもおかしくない。生活学習館としては、男女共同参画について調べたい時は、どこの図書館よりも充実しており、ここに来れば県立図書館で調べるよりは充実している蔵書にしようと努めている。

会長:このような図書の問題については、当審議会で話をしてもらうことが必要でないかと思う。当委員会の委員は男女共同参画にかかる重要事項についての調査、審議、建議、県施策に関する苦情申出に対して意見を言う役割がある。図書の移動については、県が申入れを受けて決定し、一旦後ろに引っ込めて確認をした後に、元に戻したのだが、この件をめぐり公開質問状などが幾つか出されているということの新聞報道等がされているが、審議会でその旨についてどのようなことがあったのか、知らせてもらうことは必要であると思う。

事務局:本日の審議会で、資料等を示して説明させてもらえばいいのか。

会長:次回の審議会で示してもらえればいい。

会長:相談苦情の内容で、図書の内容が不適切と言っているのは、他人の人権を侵している、誰か個人を誹謗中傷しているという申し出があったということか、また、報道されている150冊の本のリストは、本人が示したものなのか。

事務局:申出の内容は、個人にかかる内容なので詳細には言えないが、本人の考え方によるとおかしいのでないかということである。本人とのやりとりの中で、意見があったことを真摯に受け止め、別の観点から本当に不適切なものがあるのかどうか確認することにし、その確認のための期間があったということである。
 どの本なのかについては、マスコミでの一部報道もあるが、県は一切公表していない。本人が公表している報道もあるが、県が別の観点で確認しているにもかかわらず、図書の内容が不適切であるがごとく県が調べているとの扱いをされることを心配しており、県は一切公表していない。

会長:本人の申出とは違う観点での対応で行ったというが、たまたま対応時期が一致したということか。

事務局:たまたま、一致したというか、本人が不適切と言ってきていることに対し、本人の考え方があると思うが、県として人権に関することに関しては確認する必要があると考え、購入時にも確認しているが、再度、確認をしたのである。

会長:苦情申出の回答にもあるが、図書を肯定的に読むか、否定的に読むかは、読む人の自由である。この件はその後続があって議論になっているところだと思う。


次回審議会:7月3日開催

福井県男女共同参画審議会委員名簿