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【女は産む機械ではありません!】志位質疑@衆院予算委員会についての記事(しんぶん赤旗) 07.02.14

(07.02.19 upload)

「子どもの貧困は深刻 児童扶養手当・母子加算 母子家庭の「命綱」断つな 衆院予算委 志位委員長が質問」@しんぶん赤旗

「主張 子どもの貧困 この異常を正すことこそ」@しんぶん赤旗

「国家あって国民の生活なし 政府側答弁に志位氏が感想」@しんぶん赤旗

「子どもの貧困 政治はどう向き合う 土台から正す政策に 衆院予算委 志位委員長の質問から」@しんぶん赤旗


【女は産む機械ではありません!】志位議員(共産党)、衆院予算委で「母子家庭の困難」について取り上げる 07.02.13

(07.02.19 upload)

 13日の衆議院予算委員会で、共産党の志位委員長が、母子家庭の問題を取り上げました。OECDデータを挙げながら、「ワーキングプア」としての母子家庭の困難を指摘し(NHK「ワーキングプア2」も登場)、児童扶養手当の減額と生活保護の母子加算廃止について追求したのですが、柳沢大臣は、現役世代への社会保障が予算の面で手薄であることは認めつつも、OECDデータは古いと言い、今はもう少しよくなっていると述べ、アベ氏は、就労支援策が成功している(正社員への登用が、プログラムを始めてから1.4倍に増えたと実績を強調)と主張して、児童扶養手当と母子加算廃止をどうするかについては何も言いませんでした。
 志位議員は、「そりゃあ成功した例もあるでしょう。しかし、母子家庭は140万あるんです。成功例はその中のどれほどのものか」と批判していました。


志位委員長が引用した論文と引用箇所;
阿部彩・大石亜希子(2005)「母子世帯の経済状況と社会保障」、社人研編『子育て世帯の社会保障』(東大出版会)所収。
東大出版会の該当ページ
アマゾンの該当ページ

「マクロの雇用情勢が改善しない状況で支給条件を厳格化させたり、支給期間に制限を設けたりしても、『自立』支援にはつながらないばかりか、母子世帯の子どもの経済状況を悪化させる恐れがある。」p.157

「母子世帯の経済的困窮は必ずしも母子世帯になった直後の一時的なものとはいえず、支給期間に制限を設ける措置の導入は現状では望ましくない。」p.159


【女は産む機械ではありません!】東京新聞に「生活保護の母子加算廃止」に関する記事掲載 07.02.11

(07.02.19 upload)

「生活保護 母子加算廃止の不安」@東京新聞

 国会は柳沢厚生労働相の「舌禍」による空転から二〇〇七年度予算案の審議へ入った。焦点の一つが、厚労省案件である「ひとり親生活保護世帯」への母子加算の廃止だ。理由は生活保護世帯より収入の低い「ワーキングプア」世帯が増え、保護世帯に対する逆の不公平感が増しているからだという。「母子加算の廃止は暴力からの逃げ道をふさぐ」という懸念もあるのだが−。 (田原拓治)


 首都圏で、小学生の女児二人と家賃六万円余のアパートで暮らすAさんは四十代前半。四年前に夫からのDV(ドメスティック・バイオレンス)から逃れるため、家を出て離婚。生活保護を受け始めた。
 生活保護の受給額は居住地や家族構成、年齢、収入額などで変わる。
 Aさんの場合、生活保護とは別に母子家庭に給付される児童扶養手当、それとは異なる低所得世帯への児童手当、前夫からの養育費、家賃扶助、アルバイトの報酬などがあり、それを計算した生活保護費を加えて、年収は総額三百万円ほどになる。この中には、生活保護の母子加算も含まれている。
 二人の子は学校を練習場とする地域の吹奏楽グループに属し、指導料は二人で月に四千円ほど。一人は教材費込みで月額約五千円ほどかかる習字教室にも通っているが、Aさんは「母子加算がなくなれば、こうした習い事はやめさせるしかない」と表情を曇らせた。
 Aさんの場合、DVからの保護施設(シェルター)に退避したため生活保護は受けやすかった。だが、それ以前の仕事や地域との関係などは大方失った。
 離婚前はパソコンを使ったデータ入力などの仕事をしていた。現在もパソコン操作のアルバイトをしている。離婚後、DVの後遺症で心療内科にも通ったが「生活保護を抜け出したい」一心で職を探してきた。
 だが、最初に見学に行った母子寮では六畳一間の部屋に電話線はなく、パソコンの活用は無理だった。
 朝から夕方までの職業訓練にも半年通ったが、子どもの一人が母と過ごせなくなる月曜の朝になると腹痛を訴えるようになり、子を取るか仕事を取るかのはざまに追い込まれた。
 特定非営利活動法人(NPO法人)で、母子家庭の当事者団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石千衣子理事は「かつては学校の給食調理など、母子家庭の母には定番ともいえる職があったが、民営化でそれも消えた」と話す。
 彼女らを取り巻く現実を数字でみるとこうなる。全国の母子家庭の数は百二十三万世帯。八割が離婚を経て、そのさらに四割が養育費の支払いを約束されているが、実際に受け取っているのは17%にすぎない。
 〇四年の厚労省国民生活基礎調査では、一般世帯の平均年間所得五百七十九万円に対し、母子家庭は手当や年金を含め二百二十四万円。日本の母子家庭の就労率は84%(ただし、臨時やパートが半分強)と先進国でも最高だが、女性への構造的低賃金から年収の中央値は百八十三万円(〇三年度)と低迷。「おそらく六割以上の世帯が生活保護基準以下で暮らしている」(赤石さん)状態だ。

 (続きは上記URLから)


【女は産む機械ではありません!】「すべての子どもとすべての家族」ってホント?

(07.02.19 upload)

 2月9日に、現内閣の/新しい「少子化対策」会議が招集されましたが、この会議の名称は、「『子どもと家族を応援する日本』重点戦略会議」というのだそうです。官邸ウェブサイトにアナウンスメントが出ていたので読んでみましたら、「すべての子ども、すべての家族を大切に」などと書いてあります。
 じゃあ、母子家庭の児童扶養手当減額や、生活保護の母子加算廃止はやめてほしいし、国連からも勧告を受けている婚外子差別をこれ以上放置しないでほしいです。それに、「少子化対策」なんて言い方も、やめたらどうですか?


「「『子どもと家族を応援する日本』重点戦略検討会議」の開催について」@官邸(2/8)

 明日9日、午後5時10分から、関係閣僚と有識者からなる「『子どもと家族を応援する日本』重点戦略検討会議」の第1回会合を開催いたします。冒頭、総理にもご挨拶をいただく予定です。この会合は、先日公表いたしましたが、「すべての子ども、すべての家族を大切に」、こういう考え方を基本的な考え方に据えて、2030年以降の若年人口の大幅な減少を視野に入れながら、制度・政策・意識改革など、あらゆる観点からの効果的な対策の再構築及び実行を図るための検討を行うもので、本年6月を目途に基本的な考え方を取りまとめたいと考えております。総合的な少子化対策として、この重点戦略検討会議を、明日第1回目を開催するということでございます。詳しくは、内閣府にお尋ねください。


メンバー;
【閣僚】官房長官=議長、少子化担当相、経済財政担当相、総務相、財務相、文部科学相、厚生労働相、経済産業相、国土交通相
【有識者】吉川洋・東大大学院教授=基本戦略分科会担当主査、樋口美雄・慶大教授=働き方の改革分科会担当主査、岩渕勝好・東北福祉大教授=地域・家族の再生分科会担当主査、佐藤博樹・東大教授=点検・評価分科会担当主査
【労使】池田守男・日本経団連少子化対策委員長、古賀伸明・連合事務局長
【現場】清原慶子・東京都三鷹市長


【女は産む機械ではありません!】「国家の形を維持するには1億人は必要だ」と言った尾身財務大臣 07.02.14

(07.02.19 upload)

 尾身大臣にとっては、国家のために人間が(たくさん)必要なのだそうです。朝日新聞の記事より。


「『財源気にせず少子化対策を』尾身財務相発言が波紋」@朝日新聞

 「少子化対策にいくらかかるか、財源に遠慮なく出してほしい」。9日に首相官邸で開かれた「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議の初会合で、尾身財務相が、少子化予算の確保に積極的な発言をしていたことが13日分かった。予算削減の陣頭指揮をとるはずの財務相の発言に、霞が関に波紋が広がっている。

 尾身氏は日本と欧米の家族関係給付の比較表を配布。対国内総生産(GDP)比で3.02%のフランスに対し、日本が0.75%にとどまるとして、「力の入れ方が足りない。少子化対策予算が少なすぎる」と指摘。100年後の日本の人口を4500万人とする厚生労働省の人口推計にも触れ、「確実に日本は三流国になってしまう。国家の形を維持するには1億人は必要だ」と述べた。

 (以下略)


【女は産む機械ではありません!】「日本はほんとうに先進国?」でのアピール

(07.02.19 upload)

 展示が遅れてしまいましたが、2月4日に福山で行なわれた集会で採択されたアピール文を紹介します。


柳沢伯夫大臣の辞任を求める要望書

厚生労働大臣 柳沢伯夫 様

2007年2月4日

 柳沢大臣、潔く辞任をしてください。

 私たちは、2月4日、福山市にて行われた文化講演会「日本はほんとうに先進国?」(主催 クオータ制の実現をめざす会)に参加したものです。

 去る1月27日、松江市内で開かれた自民県議の決起集会の講演で、少子化問題にふれたあなたが、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言したことを知りました。
 「産めよ増やせよ国のため」の下、戦争に駆り立てて行った戦前の日本を思い出させるような発言に、私たちは驚きあきれるとともに、憤りを抑えきれません。
 その後あなたは国会で謝罪をしましたが、謝罪をしても、女性蔑視発言をしたという事実は消えません。いや、それよりも「反省しています」で済むようなことではないのです。
 あなたは、男女がともに子どもを安心して生み・育てることのできる環境づくりをすること、そして女性が働きやすい労働環境をつくることなどを主要施策とする厚生労働省の最高責任者です。厚生労働省は、女性が安心して子どもを産み育てながら働き続けられる社会をつくるため、あらゆる方策を考え実行してゆくべき責務を担っています。
 あなたの発言は、産むか産まないか、何人産むか、いつ産むかは当事者である女性に選択権があるという「リプロダクティブ・ライツ(女性の性と生殖の自己決定権)」の精神を踏みにじるものです。多くの女性がこうした選択を自主的にできない労働環境に置かれていることを考えるなら、ことはさらに重大です。すなわち、ここ数年、女性たちの多くは、非正規雇用へと追いやられ、女性をとりまく経済はますます不安定に陥り、子どもをもっと産もうというような選択をすること自体、非常に難しくなっています。また地方の農家における若者人口減少を食い止める妙案もないままの少子化対策は、まったくの絵空事です。
 こうした深刻な現状を抜本的に解決すべき省のトップのポストが厚生労働大臣です。「女性は産む機械/装置…」などと公言した人物に最もふさわしくないポストだと私たちは考えます。
 ただちに辞任すべきです。

2007年2月4日「日本はほんとうに先進国?」参加者一同


【女は産む機械ではありません!】2月10日、都内で緊急集会開催! 

(07.02.07 upload)

 この土曜日午後に都内で緊急集会を行うことになりました。ぜひお集まりください!!  終了しました。


柳沢発言に怒る女たちの緊急集会


日時:2月10日 14時30分〜17時
場所:東京ウイメンズプラザ第1会議室

呼びかけ団体:
I(アイ)女性会議/アジア女性資料センター/ふぇみん/北京JAC/mネット・民法改正情報ネットワーク

呼びかけ文:
 柳沢厚生労働大臣の発言に私たちは怒っています。いまなお女性を「産む道具」としてしかみない政治家の人権意識の欠如、その根底にある男尊女卑、女性差別的意識、それ以上に、そのことを認識できず、ただ謝るだけで説明責任を果たさない内閣に怒っています。
 この発言の背景には、基本的人権であるリプロダクティブ・ライツ(性と生殖の権利)に対する無理解、不安定雇用、育児支援の欠如、社会福祉の削減、婚姻の押し付け、シングルマザーや婚外子差別などを指摘できます。さらに憲法が変えようする動きと根底で深くつながっていることを見逃すわけにはいきません。
 この怒りを変革のエネルギーに変えていくための今後の運動の展望を拓く議論の場としたいと思います。
 怒っている、ひとりでも多くの女性のご参加を期待しています。


【女は産む機械ではありません!】2月12日、名古屋で緊急集会開催! 

(07.02.07 upload)

 「愛知女性の会」からのご案内です。来週の月曜日に行なわれます。終了しました。


「女性は、子どもを産む機械・装置」柳沢厚生労働大臣の発言をゆるさない!

学習と交流
学習「女性の人権を考える」
講師;弁護士 倉内節子さん(東京在住)
とき;2月12日 (月・祝)午後2時〜4時30分
ところ;民主会館 名古屋市東区山際電気となり(地下鉄新栄下車)

終了後 “キャンドル”パレードをします。
主催:憲法と平和を守る愛知女性の会  代表 水田珠枝 水野磯子
資料代 300円


【女は産む機械ではありません!】「健全」発言試訳 07.02.06 

(07.02.07 upload)

 2/6閣議後の記者会見で、また問題発言をされ、「やっぱりわかってないな〜」と思わされた柳沢厚労相の発言を試みに訳された方がいますので、ご本人の許諾を得て紹介します。


<朝日新聞記事による柳沢発言要旨>

 家庭を営み、子どもを育てるということには、人生の喜びがあるんだ という意識の面で、自己実現といった広い範囲で、若い人たちがとらえることが必要だと思う。他方、ご当人の若い人たちは、結婚をしたい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけです。そういう若者の健全な希望に、我々がフィットした政策を出していくということが大事だと思っている。


「ac版 柳沢発言試訳」

 婚姻届を出し、子どもを産み、健全な家庭をつくることだけが人生の喜びであるのだから、その喜びを若者に自己実現であると教えこまなければならない。

 そして、当人の若者が婚姻届を出して子どもを2人を持ちたいという希望は、国家にとって都合がよく健全であるから、希望を持っていることは、極めてよいこ とだ。

 そういう国家にとって、年金財政や国力あるいは労働人口を確保するといった観点で、有益な希望だけにフィットする政策をすることが大事だ。

 子どもを産みたくない、婚姻届を出さない、といった希望については、国家にとって有益ではないので、不健全であるから、無視し排除しなければならない。


■柳沢伯夫厚生労働相の6日の記者会見での主なやり取り@毎日新聞

(記者) 少子化対策は女性だけに求めるものなのか、考えはいかがか。
(厚労相) 若い人たちの雇用形態が、例えば婚姻状況などに強い相関関係を持ち、雇用が安定すれば婚姻率も高まるような状況なので、まず若者に安定した雇用の場を与えていかなければいけない。また、女性あるいは一緒の所帯に住む世帯の家計が、子どもを持つことで厳しい条件になるので、それらを軽減する経済的支援も必要だろう。もう一つは、やはり家庭を営み、子どもを育てることには人生の喜びのようなものがあるという意識の面も若い人たちがとらえることが必要だろう。そういうことを政策として考えていかなければならない。他方、当人の若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから、本当にそういう若者の健全な、なんというか希望というものに我々がフィットした政策を出していくことが非常に大事だと思っている。


【女は産む機械ではありません!】沖縄の女性議員、要請書を送付 07.02.02 

(07.02.07 upload)

 沖縄の女性議員31人が、厚労相の即時辞任を求める連名の要請書を柳沢厚労相、安倍晋三首相に送付したとの記事が琉球新報に掲載されていました。県内46人の女性議員に呼びかけたけれど、自民、公明の議員からは「党と相談した結果、参加できない」との返答があったということです。

「「女性の尊厳否定」 厚労相の辞任求め要請書 県内女性議員」@琉球新報(2/3)


【女は産む機械ではありません!】『週刊女性』、柳沢発言を取り上げる 

(07.02.07 upload)

 『週刊女性』最新号(毎週火曜日発売)に「「産む機械」柳沢大臣、ヤメロ! 「私たちが機械なら 油をさせば子供を生むのか!」」という記事が出ていますが、そこに3日お昼の官邸前行動の写真が掲載されているそうです。

『週刊女性』


【女は産む機械ではありません!】厚労省前行動(1/30)の模様(動画) 

(07.02.07 upload)

 先週火曜日、柳沢大臣宛申し入れ書を厚労省に提出しましたが、その際、お役所の前でパフォーマンス&リレートークをいたしました。そのようすが、下記の動画配信サイトにアップされています。

Ask.jp

Ebi TV・えびテレビ

ドガログ (PeeVee(ピーヴィー))
*再生に時間がかかるかもしれないそうです。

ワッチミー

google video


【女は産む機械ではありません!】国会前集会(2/5)のようす

(07.02.07 upload)

 2/5(月)夕方から、国会議員のよびかけで集会が行われました。民主党ウェブサイトに、その時の模様が報告されています。写真つきです。

「柳澤厚労相の辞任求め 国会前で緊急アピール集会」@民主党ウェブサイト

 小宮山洋子議員が、ご自身のウェブサイト(日記ページ)で、「5〜60人が集まりましたが、それを超える人数の警察官が出ているのには、あきれました。衆議院の第二議員会館の前まで1列で歩道を、他の迷惑にならないよう移動するにも様々なクレーム。もっと、安心・安全を守るためにすることがあるのではないでしょうか」とコメントしています。


【女は産む機械ではありません!】広島で街頭集会 07.02.04 

(07.02.07 upload)

 中国新聞ウェブサイトに、2/4、広島で街頭集会が行われたことを報じる記事が出ていました。写真つきです。「ひろしま女性史研究会」などの呼びかけで、15人ほどが集まり、道行く人にカードを配り、コメントを書いてもらったそうです。

「「産む機械」発言に抗議」@中国新聞(2/5)

 ほかにもこうした動きがありましたら、こちらでお知らせしていきます。


【女は産む機械ではありません!】「産む機械」ピンバッジとTシャツなどはいかがですか? 07.02.05 

(07.02.07 upload)

 下記にて、「産む機械」ピンバッジと衣服の販売が始まりました。発送はUSAからなので、送料がちょっとかかりますが、お楽しみ企画なのでそこはご容赦とのこと(そのため、作成者の方も儲けなしだそうです)。


ピンバッジ(「産む機械」は「政治系」にあります)
http://macska.org/pins/

衣服(Tシャツなど)
http://d.hatena.ne.jp/macska/20070204/p1


【女は産む機械ではありません!】沖縄と連帯するかながわ女性の会、声明を発表 07.01.31 

(07.02.07 upload)


柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械」発言に抗議し、厚生労働大臣の辞任を求める声明


 柳沢伯夫厚生労働相は、去る1月27日松江市で少子化問題に触れ、「女性は産む機械、装置」として「装置の数は決まっているから、あとは一人頭がんばってもらうしかない」と発言したと聞きます。その場でこの発言について謝り、「産む役目の人」と訂正したと言いますが、どちらにしてもこれらの発言は、柳沢厚労相が女性を人間と認めず、根深い女性蔑視観をもつことの現れであり、私たちは烈しい怒りをもって抗議します。

 厚生労働省は、政府の中でも特に国民の福祉に努める機関です。人権感覚の無い者が長となる資格はありません。私たちは柳沢厚労相が即刻大臣を辞任することを求めます。

 私たちは、1995年に沖縄で米兵による少女強姦事件が起きたことに衝撃を受け、軍事基地がある限りこのような事件は無くならないと、神奈川県下の女性団体が集まって結成し、軍事基地問題、女性の人権問題に取り組んできました。しかし米軍兵士による事件は後を絶たず、昨年1月にも横須賀で通勤途上の女性が米軍兵士に惨殺されました。

 1999年以来、自民・公明両党による政府は戦時体制整備の法制を進め、安倍政権は国家のために命を捧げる子ども作りとして教育基本法を強行採決で改悪し、改憲を公言するばかりか、NATOで自衛隊を何処へでも派兵すると表明するなど、世界の指標であり、宝といわれている日本国憲法をないがしろにして憚りません。政府の行為による戦争は目前に見えてきました。

 軍隊は、兵士の人間性を奪うこと、暴力と支配の論理で成り立ちます。日本が戦争をすることを前提とした新教育基本法や改憲の論議を見ても、国家主義の基礎としての家族主義を強調し、女性を支配して国家に奉仕させる目的が見てとれます。柳沢厚労相の発言もこうした考え方に立つものにほかならないでしょう。

 人口減少が国力をそぐとして少子化対策が言われていますが、産む、産まないは個人の問題です。政府が口出しすべきものではありません。政府がなすべきは、女も男も安心して子どもを産み育てようと思える社会を創ることです。

 私たちは人権をむざむざと国家に奪わせることはできません。女性が戦争体制に組み込まれることを拒否し、軍事力によらない平和の構築と、誰もが人間らしく生きられる社会をめざす者として、柳沢厚労相を断じて許さず、直ちに厚生労働相を辞任することを求めます。

2007年1月31日

沖縄と連帯するかながわ女性の会


【女は産む機械ではありません!】日本女性学会、意見書を発表 07.02.02 

(07.02.07 upload)

 日本女性学会第14期幹事会および会員有志は、柳澤大臣発言に関する意見書をまとめ、各方面に意見を送付することとしたそうです。

日本女性学会による、柳澤大臣発言に関する意見書@日本女性学会


日本女性学会による、柳澤大臣発言に関する意見書

2007年2月2日
日本女性学会第14期幹事会および会員有志


 柳沢伯夫厚生労働大臣が2007年1月27日、松江市で開かれた集会で、女性を子どもを産む機械に例え、「一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言をしていたことが明らかになりました。

 これは、子育て支援を司る行政の長としてまことに不適切であり、即刻辞任されるよう強く求めます。

 大臣の発言には、以下のような問題があると、私たちは考えます。

 第一に、人間をモノにたとえることは、人権感覚の欠如と言えます。

 第二に、女性を産む機械(産む道具)としてみることは、女性蔑視・女性差別の発想だと言えます。また、この観点は、優生学的見地に容易につながる危険性をもっているという意味でも問題です。

 第三に、女性(人)が子どもを産むように、国(国家権力、政治家)が求めてもよいというのは、誤った認識です。産む・産まないの決定は、個々の女性(当事者各人)の権利であるという認識(リプロダクティブ・ヘルス・ライツ理解)が欠如しています。リプロダクティブ・ヘルス・ライツの考え方は、カップル及び個人が子どもを産むか産まないか、産むならいつ、何人産むかなどを自分で決めることができること、そのための情報と手段を得ることができること、強制や暴力を受けることなく、生殖に関する決定を行えること、安全な妊娠と出産ができること、健康の面から中絶への依存を減らすと同時に、望まない妊娠をした女性には、信頼できる情報と思いやりのあるカウンセリングを保障し、安全な中絶を受ける権利を保障すること、などを含んでいます。

 第四に、子どもを多く産む女性(カップル)には価値がある(よいことだ)、産まない女性の価値は低いという、人の生き方に優劣をつけるのは、間違った考え方です。産みたくない人、産みたくても産めない人、不妊治療で苦しんでいる人、産み終わって今後産まない人、子どもをもっていない男性、トランスジェンダーや同性愛者など性的マイノリティの人々など、多様な人々がいます。どの生き方も、平等に尊重されるべきですが、柳澤発言は、子どもを多く産む女性(カップル)以外を、心理的に追い詰め、差別する結果をもたらします。

 第五に、少子化対策を、労働環境や社会保障の制度改善として総合的に捉えず、女性の責任の問題(女性各人の結婚の有無や出産数の問題)と捉えることは、誤った認識です。子どもを育てることは、社会全体の責任にかかわることであって、私的・個別的な家族の責任としてだけ捉えてはなりません。

 第六に、「産む(産まれる)」という「生命に関する問題」を、経済や制度維持のための問題(数の問題)に置き換えることは、生命の尊厳に対する危険な発想といえます。もちろん、出産を経済、数の問題としてとらえることが、社会政策を考える上で必要になる場合はありえます。しかし、社会政策はあくまで人権擁護の上のものでなくてはならず、生命の尊厳への繊細な感性を忘れて、出産を国家や経済や社会保障制度維持のための従属的なものとみなすことは、本末転倒した、人権侵害的な、かつ生命に対する傲慢な姿勢です。

 以上六点すべてに関わることですが、戦前の「産めよ、増やせよ」の政策が「国家のために兵士となり死んでいく男/それを支える女」を求め、産児調節を危険思想としたことからも、私たちは個人の権利である生殖に国家が介入することに大きな危惧の念を抱いています。

 柳澤大臣の発言にみられる考え方は、安倍首相の「子どもは国の宝」「日本の未来を背負う子ども」「家族・結婚のすばらしさ」などの言葉とも呼応するものであり、現政権の国民に対する見方を端的に表しているものと言えます。2001年の石原慎太郎「ババア」発言、2002年の森喜朗「子どもをたくさん生んだ女性は将来、国がご苦労様といって、たくさん年金をもらうのが本来の福祉のありかただ。・・・子どもを生まない女性は、好きなことをして人生を謳歌しているのだから、年をとって税金で面倒をみてもらうのはおかしい」発言も同じ視点でした。産めない女性に価値はないとしているのです。少子化対策が、国のための子どもを産ませる政策となる懸念を強く抱かざるを得ません。

 小泉政権に引き続いて、現安倍政権も、長時間労働や格差、非正規雇用差別を根本的に改善しようとせず(パート法改正案はまったくの骨抜きになっている)、障害者自立支援法や母子家庭への児童扶養手当減額、生活保護の母子加算3年後の廃止などによる、障がい者や母子家庭いじめをすすめ、格差はあっていいと強弁し、経済成長重視の新自由主義的優勝劣敗政策をとり続けています。ここを見直さずに、女性に子どもを産めと言うことこそ問題なのです。したがって、今回の発言は、厚生労働省の政策そのものの問題を端的に示していると捉えることができます。

 以上を踏まえるならば、安倍首相が、柳澤大臣を辞職させず擁護することは、少子化対策の改善への消極性を維持するということに他ならず、また世界の女性の人権運動の流れに逆行することに他なりません。以上の理由により、柳沢伯夫厚生労働大臣の速やかな辞職と、少子化対策の抜本的変更を強く求めるものです。

 以上


【女は産む機械ではありません!】水曜日のお昼は有楽町マリオン前に集合!! 07.02.05

(07.02.05 upload)

終了しました。

 本日夕刻、国会前での抗議行動が予定されていますが、7日(水)正午より、有楽町マリオン前で、怒れる女たちのリレートークをいたします。みなさまどうぞお集まりください。


*******************

「柳沢発言に怒る女性たちのリレートーク」

吉武輝子さんの呼びかけです。

● 2月7日(水) 12時から2時半(予定)

● 有楽町マリオン前

******************

【女は産む機械ではありません!】替え歌「女は子どもを産む機械」 1.1 07.02.05

(07.02.05 upload)

 30日に厚労省前で抗議行動を行ない、柳澤大臣宛申し入れ書を秘書官にお渡ししましたが、その時のことについて、ウェブ上で読める記事がありますのでお知らせします(写真つき)。

「「子どもは工業製品か」 厚労省前で女性団体抗議」@東奥日報(1/30)

 この記事の中に、「「『美しい国』をつくるため、さっさと女は子を産めよ」と安倍晋三首相のキャッチフレーズをもじった替え歌も飛び出した」というくだりがあるのですが、その替え歌の歌詞を、紹介します。バージョン1.1です。タイトルは…、やっぱり「女は子どもを産む機械」かな。


(「たんたんたぬき」のメロディで)

1.女は子どもを産む機械
  2人は産んでくれないと
  おれらの年金困るんだ
  さっさと女は子を産めよ♪

2.女は子どもを産む装置
  1人頭で2人産め
  美しい国をつくるため
  さっさと女は子を産めよ♪

3.子どもを産んでも まだ足りない
  パートでいいから働いて
  安く会社を支えろよ
  美しい国をつくるため♪

4.安く会社を支えたら
  文句を言わずに介護しろ
  そうすりゃ国は安上がり
  美しい国のできあがり♪


 これが、アベ政権のやりたいことでしょう。いろんな場所で、歌ってくださいね!


【女は産む機械ではありません!】「子どもと女性の人権を考える東京の会・学習会」決議 07.02.03

(07.02.04 upload)

 2月3日、「子どもと女性の人権を考える東京の会」がこの日開催した学習会」が以下の文書を決議されましたのでお知らせします。



私の体のことは 私が決める
柳沢厚労大臣の辞任と議員辞職を求める決議


 柳沢厚労大臣は1月27日、松江で開催された自民党の集会での講演で少子化問題に触れた際、女性を「産む機械、装置の数は決まっている。あとは一人頭でがんばってもらうしかない」と発言した。

 私たちは機械ではない。泣き、笑い、汗もかけば悲しみも辛さも諸々の感情を持ち、生活や社会のありように喜んだり腹をたてる。そして子どもを産むこともあるが、産まない権利も有する人間である。この発言は厚生労働省という私たちの健康や医療のあり方、そして労働法制を決定する最も重要な立場にある大臣の発言であるということで、国民や女性に対する許しがたい裏切りである。

 そもそも少子化という問題は、子どもを産み育てながら自己実現することや働き続けることが困難な社会、経済状況からおこっている。だからこそ、産まない選択や結婚しないを選択する人々がふえているのである。また民法の改正をせず、女性を戸籍制度・家制度のなかに組み込むシステムを温存していること、婚外子に対する差別や不利益な扱いなども原因のひとつである。まさに子産みの機械として見るまなざしがある限り、少子化に歯止めがかかるはずがない。

 二極化する女性労働の中で、多くの人が劣悪な賃金や労働条件のなかにおかれている。同じように少子化が問題となったフランスでは、シングルでの子育てへの支援や働きながら子育てできる環境、そもそも婚姻の形式をとらずとも女性も子どもも社会の中で認められる環境を作りだしたことで出生率のアップにつなげたのである。日本の少子化対策との根本的な違いがみてとれるではないか。

 私たち「子どもと女性の人権を考える東京の会」の参加者は今回の柳沢発言を糾弾するとともに、議員辞職を求める。「子どもは国の宝」「家族のすばらしさや価値を再認識することが必要」と述べた安倍首相の施政方針演説。産みたくても産む環境すら整えず空虚な言葉を並べ、柳沢大臣を擁護し、内閣の中に問題人物を抱え続ける安倍内閣も糾弾する。

 女性の不安定雇用や多くの過労死をうみだしている現象を抜本的に改善し、安心して子どもを産み育てる環境と、どんな生き方を選択してもいきいきと生活も労働もできる社会こそを私たちは強く要求する。

 以上決議する。

2007年2月3日

「子どもと女性の人権を考える東京の会」参加者一同


【女は産む機械ではありません!】「厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク」、申し入れ書を提出 07.02.02 

(07.02.04 upload)

 2月2日、「厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク」が、議員48名 市民205名19団体で、「柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を求める申し入れ書」と、「厚生労働大臣の辞任を求める申し入れ書」を発表していますのでお知らせします。

 以下に、2つの申し入れ書を、その下に、とりまとめ事務局担当寺町みどりさんからの連絡文書を掲載します。

 なお、この行動については、以下のブログ記事もご参照ください。

「女は子を産む機械・装置」発言に抗議します〜柳沢厚労相は辞任してください。!」@みどりの一期一会

「緊急!柳澤厚労大臣に辞任要求の呼びかけ/「女は産む機械」〜進むも退くも失言地獄」@同上

「「産む機械」発言に怒っているわけ/江原由美子・アグネス・チャン・清水ちなみ(毎日新聞)」@同上

「厚生労働大臣の罷免を求める申し入れ書を出しました。/クロッカスとスノードロップ咲きました。」@同上

「全国の女性から怒りの声「柳澤厚生労働大臣は辞任せよ!」」@同上


2007年2月2日

内閣総理大臣 安倍晋三 様


柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を求める申し入れ書


 私たちは、女性、子ども、高齢者、障がい者などの社会的弱者が、年齢や性別にかかわりなく、人間らしく、安心してくらせる地域社会を実現するために、地方自治の現場で働く無党派・市民派議員および市民です。

 1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣は、松江市内で開かれた講演会で、女性を「産む機械、装置」と表現し、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言しました。私たちはこの発言を報道等で知り、女性への侮辱であると強い憤りを感じています。

 いま、地方行政の現場では、「次世代育成計画」、「地域福祉計画」、「男女共同参画プラン」等を策定し、だれもが安心して子どもを産み育て、働くことができる地域づくりに努力しています。これらの施策を担当する厚生労働大臣が、女性の人権を無視し、命がけで妊娠、出産する女性を「産む機械、装置」であると表現し、権力がコントロールするかのような差別発言をしたことは言語道断です。

 発言は、子どもを産んだ人、安心して産み育てたいと願う人、産みたくても産むことができない人、産まないことを選択した人、すべての女性に対する暴言であり、同時に、生まれてくる子どもに対しての侮辱です。いつ、何人の子どもを産む、産まないかを女性が選択できることは、カイロ国際会議で宣言された「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴ・ライツ)」です。この発言によって厚生労働大臣がこの「権利」を理解していないということが明らかになり、現政権の人権感覚の低さを国際的に露呈しました。

 また、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」との発言は、子育てをしやすい環境を整備せず、少子化の原因と責任を女性だけに押し付けるものであり、地方公共団体の女性に関するすべての施策の推進を妨げるもので、柳澤伯夫氏は、厚生労働大臣として不適格といわざるを得ません。

 このような認識の人が、厚生労働大臣の職につき、今後も大臣を続けることを私たちはとうてい容認できません。「言論の府」で働く議員が自分の発した言葉に対して責任をとるのは当然のことであり、謝れば済むというものではありません。

 よって、私たちは、柳澤厚生労働大臣の発言に抗議するとともに、任命権者である安倍晋三内閣総理大臣に対し、柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を強く求めます。 以上。

厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク
愛知県日進市議会議員 ごとう尚子
(別紙) 議員 48名 市民205名 19団体
連絡先/寺町みどり 岐阜県山県市西深瀬208



2007年2月2日

厚生労働大臣 柳澤伯夫 様


厚生労働大臣の辞任を求める申し入れ書


 私たちは、女性、子ども、高齢者、障がい者などの社会的弱者が、年齢や性別にかかわりなく、人間らしく、安心してくらせる地域社会を実現するために、地方自治の現場で働く無党派・市民派議員および市民です。

 1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣は、松江市内で開かれた講演会で、女性を「産む機械、装置」と表現し、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」と発言しました。私たちはこの発言を報道等で知り、女性への侮辱であると強い憤りを感じています。

 いま、地方行政の現場では、「次世代育成計画」、「地域福祉計画」、「男女共同参画プラン」等を策定し、だれもが安心して子どもを産み育て、働くことができる地域づくりに努力しています。これらの施策を担当する厚生労働大臣が、女性の人権を無視し、命がけで妊娠、出産する女性を「産む機械、装置」であると表現し、権力がコントロールするかのような差別発言をしたことは言語道断です。

 発言は、子どもを産んだ人、安心して産み育てたいと願う人、産みたくても産むことができない人、産まないことを選択した人、すべての女性に対する暴言であり、同時に、生まれてくる子どもに対しての侮辱です。いつ、何人の子どもを産む、産まないかを女性が選択できることは、カイロ国際会議で宣言された「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴ・ライツ)」です。この発言によって厚生労働大臣がこの「権利」を理解していないということが明らかになり、現政権の人権感覚の低さを国際的に露呈しました。

 また、「装置の数は決まっているから、・・・あとは産む役目の人が、一人頭で頑張ってもらうしかない」との発言は、子育てをしやすい環境を整備せず、少子化の原因と責任を女性だけに押し付けるものであり、地方公共団体の女性に関するすべての施策の推進を妨げるもので、柳澤伯夫氏は、厚生労働大臣として不適格といわざるを得ません。

 このような認識の人が、厚生労働大臣の職につき、今後も大臣を続けることを私たちはとうてい容認できません。「言論の府」で働く議員が自分の発した言葉に対して責任をとるのは当然のことであり、謝れば済むというものではありません。

 よって、私たちは、柳澤厚生労働大臣の発言に強く抗議するとともに、厚生労働大臣の辞任を求めます。 以上。

厚生労働大臣の辞任を求める議員と市民のネットワーク
愛知県日進市議会議員 ごとう尚子
(別紙) 議員 48名 市民205名 19団体
連絡先/寺町みどり 岐阜県山県市西深瀬208



 昨日午後、「柳澤伯夫厚生労働大臣の罷免を求める申し入れ書」と、「厚生労働大臣の辞任を求める申し入れ書」をFAXでそれぞれに送り、正文は夕方、配達証明付の速達でそれぞれに郵送しました。賛同メールをお寄せくださったみなさま、さらに呼びかけてくださった方、本当にありがとうございます。

 さいしょ、女は「産む機械、装置」発言を知ったときはショックと怒りで一杯でしたが、柳澤氏が当然、政治家の責任として、説明責任を果たし辞任されるものと推移を見守っていましたが辞任もせず居直るのこと。与党は柳澤大臣の辞任を求めず、安倍首相は罷免するどころか柳澤大臣を擁護する発言を繰り返すばかり。国会内の思惑がらみの駆け引きを見て、この問題を選挙や政争の具にされてはたまらない、わたしたちの思いを直接届けたいと動きはじめて2日間、なんとか形になりました。

   たった一日半でしたが、北海道から沖縄、海外からも怒りの声が届き、最終的に、議員は16都府県から48名、市民は26都道府県から205名、19団体になりました。正午に締め切って2時頃までに届いた方は入れたのですが、その後にお送りいただいた方は提出文書作成後だったので入りませんでした。

 厚労省記者クラブでも資料配布(FAX)してくださって、共同通信と時事通信は、いずれも東京から取材があり、信濃毎日新聞からも取材がありました。今朝の中日新聞は、社会面に大きく載っています。もし、他の地元紙に記事が掲載されていたら、0581−22−4989にFAXしていただけると、ありがたいです。


【女は産む機械ではありません!】小金井市議会議長声明発表 07.02.01 

(07.02.04 upload)

 2月1日、小金井市議会議長が柳澤厚労大臣の辞任を求める声明を発表していますのでお知らせします。男女平等に熱心な女性議長(公明党)だそうです。

 下は、この声明発表を報じる毎日新聞東京版のニュースです。

「柳沢厚労相:「産む機械」発言 小金井市議会議長、辞任求め声明/東京」@MSN毎日インタラクティブ


柳澤厚生労働大臣の辞任を求める議長声明



 小金井市は平成8年、全国で初めて「男女平等都市宣言」を制定した自冶体であり、今、世界の有知識者は「21世紀は女性の時代」と位置づけています。

 この度の柳澤厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」との発言は、あまりにも時代認識のない女性蔑視発言であり、看過できません。

 21世紀の女性は多様な生き方をしており、子どもを産むか産まないかは本人が決めることであり、国の政策で決まるものでもなく、ましては第三者が口を挟めるものではありません。時代の価値観の変化を認識することも出来ずに発言する大臣の人間的資質が問われます。

 日本の最重要課題でもある少子化問題の解決は、こうした誤認識を改めることが最も重要な基本であり、意識変革なくしては問題の解決方法はありません。長い間の男尊女卑の時代は終わりました。そして男女平等社会の実現に向けて前進している時です。

 担当大臣である柳澤厚生労働大臣の発言は、時代を逆戻りさせるものであり、立場的にも大変に重大な責任を伴う発言であります。柳澤厚生労働大臣の自らの潔い辞任を求めるとともに、戦後生まれの始めての総理である安倍総理大臣の英断を求めます。

平成19年2月1日

小金井市議会議長 鈴 木 洋 子

内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
厚生労働大臣 柳 澤 伯 夫 様


【女は産む機械ではありません!】国際婦人年連絡会が「抗議と要望」書を送りました 07.02.01 

(07.02.04 upload)

 1月31日、国際婦人年連絡会は、全体会での討議の上、直ちに以下の要望書を安倍晋三内閣総理大臣にファクシミリ送信したとのことです。

なお、同文に
 「上記を総理大臣に提出しました。同文の趣旨にて柳沢厚生労働大臣の辞任を 求めます。」を加えて、柳沢伯夫厚生労働大臣に、
 「上記を本日の全体会で決定し、安倍総理、柳沢厚労相に提出しました。担当大臣として厳重に厚労相に抗議してください。」を加えて、高市早苗男女共同参画担当大臣に、
 「本日の全体会で上記を決定し、安倍総理と柳沢厚労相及び高市男女共同参画担当大臣に送りました。」を加えて、板東久美子内閣府男女共同参画局長に、ファクシミリ送信したとのことです。


2007年1月31日

内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様

国 際 婦 人 年 連 絡 会
世話人 江尻 美穂子
橋本 葉子
平松 昌子


柳沢伯夫厚生労働大臣女性蔑視発言に対する抗議と要望



 私ども国際婦人年連絡会(全国組織の女性NGO・41団体で構成)は、1975年の国 際婦人年世界会議で採択された行動目標のテーマ【平等・開発・平和】にかかわ る問題に取り組み、女性の地位向上を求めて活動しております。

 27日、松江市における自民党県議後援会の集会で、柳沢伯夫厚生労働大臣は 少子化問題に触れた際、「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置 の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと発 言したと報じられています。その後、「これはまずいと思い、失礼した、申し訳 ないとお話しした」と釈明し、「女性への差別的な意識は全くない」と述べてい ます。しかし、女性を機械・装置とする今回の発言は、女性を人間ではなく物と しか考えていない表れであり、どのように釈明しても決して許されることではあ りません。

 首相が少子化対策の取り組みと位置づけている「子どもと家族を応援する日本 重点戦略検討会議」には、柳沢厚生労働大臣もメンバーになっています。このよ うな女性軽視の考えのもとでは、真に「子どもと家族を応援する」方策など生ま れるはずもなく、女性の反発を買うだけです。根本から見直すべきです。

 私どもは、今回の女性の尊厳を踏みにじる、この上ない女性軽視の発言に対し て深い憤りを覚え、柳沢伯夫厚生労働大臣の罷免を求めるとともに、このような 人選をなした内閣総理大臣に対し、厳重に抗議します。


【女は産む機械ではありません!】抗議行動予定 07.02.03

(07.02.03 upload)

 国会では「日曜日の選挙結果待ち」をしているようですが、あちこちで抗議行動が行なわれていますし、行なわれる予定です。できるだけ、お知らせしていきます。


2月3日(土) 終了しました
3日11時首相官邸前へ!

「柳沢大臣、早く辞めて!」
柳沢厚生労働大臣の罷免を求める首相官邸前行動にご参加ください

 首相には任命責任があるでしょう。
 市民レベルで辞任を求める行動を起こしましょう!
 ぜひお知り合いに声をかけてご参加ください。

日時;2月3日土曜日午前11時から12時
集合場所;地下鉄国会議事堂前出口付近
内容;リレートーク・アピール読み上げなど

呼びかけ;秋山淳子(「埼玉ベアテの会」・埼玉)
     芦澤礼子(フリーライター・東京都)
     奥田暁子(大学講師・千葉)
     斉藤千代(「あごら」・東京都)
     花崎せつ(演劇デザインギルド・演出家・神奈川県)
     むらき数子(「銃後に学び、未来に生かす会」・東京都)

2月5日(月) 終了しました
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女も男も怒っている!!
女性は「子どもを産む機械」ではない!!
柳澤厚生労働大臣の解任を求める
国会前 緊急アピール!
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日時: 2007年2月5日(月)17:00〜
  場所: 参議院議員会館前

呼びかけ人;
 民主党副代表 円より子
 民主党国民運動委員長 野田佳彦
 共産党参議院議員団長 吉川春子
 社民党党首 福島みずほ
 国民新党副幹事長 後藤博子

こんな少子化担当大臣を相手に国会審議は不可能です!!

多数のご参加お願いします!
「子どもを産めない人の気持ちは!?」
「安心して生み育てられる社会なの!?」

 柳澤厚生労働大臣 「女性は子どもを産む機械」!
 石原都知事 「子どもを産めなくなった女性は地球上に不要」!
 森首相 「子どもを産まない女に年金はいらない」!

 もうこれ以上、人権を無視した発言は不要です。安倍総理が柳澤大臣を即時解任するよう、強く要求します。こうした旧態依然とした復古主義的政治家が依然として権力を握り続けている現状を、何としてでも打破しなしなければなりません。
 私たちは、本来政治が果たすべき役割を取り戻し、若い夫婦が安心して子どもを産み育てられる社会を、何としてでも実現しようではありませんか。
 怒りの声を安倍総理に届けるため、政党・男女・職業などを問わず、多数の皆さまのご賛同・ご参加をお願いいたします。

☆付け足し
みなさまアピールするチラシ、プラカード、メッセージボードなどたくさんたくさんお持ちください。

【女は産む機械ではありません!】「柳澤大臣の発言の撤回と辞任を要求します」 ネット署名をしました! 07.02.02 

(07.02.02 upload)

 1月30日の抗議行動に続いて、厚生労働大臣に提出した申し入れ書について、昨日からネット署名を開始しました(2/6まで)。この日一日で500を超える賛同をいただいています。ご関心おありの方は、以下から署名送信フォームへ行けるようにしてありますので、ご覧下さい(終了)。

 ご賛同とともに寄せられたメッセージを紹介するページも作りました。よろしければご覧下さい。

寄せられたメッセージ


【女は産む機械ではありません!】「柳澤大臣の発言の撤回と辞任を要求します」 07.01.30

(07.02.01 upload)

 1月27日、柳澤伯夫厚生労働大臣が、集会で「少子化対策」にふれながら、女性について「生む機械、装置」と発言したことが報道されました。この発言に対し、4つの団体が提出者(提出団体)となって、1月30日、厚生労働省を訪ね、柳澤大臣宛に申し入れ書を提出してきました。他に市民団体と個人との賛同をいただいています。下はその文書です(ご賛同いただいた方々のお名前は、こちらでは掲げないことにいたします)。


2007年1月30日

厚生労働大臣 柳澤伯夫 様


柳澤大臣の発言の撤回と辞任を要求します


 私たちは、ジェンダー平等社会をめざして活動する市民団体です。

 さて、柳澤伯夫厚生労働大臣が1月27日、松江市内で開かれた自民県議の決起集会の講演で少子化問題にふれた際、女性について「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと発言したことが、報道により明らかになりました。

 男女がともに、子どもを安心して生み・育てる環境を整備することを重要な施策としている厚生労働省の最高責任者である大臣のこの発言に、私たちは大変驚いております。

 報道によれば、柳澤大臣は、29日、国会での質問に答えて「女性の方々を傷つける不適切な表現を用いた。国民、特に女性に申し訳ないと存じ、改めて深くおわび申し上げる」と謝罪したと伝えられています。しかし、「産む機械」との発言は、「産めよ殖やせよ」の人口政策を連想させるばかりでなく、少子化の問題を女性の側に責任転嫁するものであり、女性の人権を全く無視したものと言わざるを得ません。また、「女性の性と生殖の自己決定権(リプロダクティヴライツ)」を尊重するという視点が、柳澤大臣に欠落していることもまた、露呈したと考えます。

 政府の果たす役割は、安易な出産奨励ではなく、子どもを望む女性が、生み育てたいと思えるような環境を整備することであるはずです。しかし、先日の安倍首相の施政方針演説では、「子どもは国の宝」と言われ、また、「家族の素晴らしさや価値を再認識することも必要」だと言われました。このように「少子化対策」が「家族の価値」と重ね合わせられたり、今回のような「産む機械」発言をみるとき、現政権は、子どもや女性を、あるいは家族を、国のための道具とのみみているのではないかとの危惧を禁じ得ません。

 現在、非正規雇用へと追いやられる女性の数は増え、そのため、極めて緩慢ではあれ縮まりつつあった男女の賃金格差には拡大する傾向が出てきています。このような状況が、安心して子どもを産み育てられるものでないことは明らかです。私たちは、柳澤大臣の女性の人権を踏みにじる発言に抗議し、発言の撤回と大臣の辞任を要求いたします。

I(アイ)女性会議
アジア女性資料センター
mネット・民法改正情報ネットワーク
ふぇみん婦人民主クラブ


【賛同団体】
ラブピースクラブ、埼玉ベアテの会、女・女西宮、憲法勉強会ベアテの会、別姓を考える会、ノルウェーに学ぶ会、21世紀をひらくみやぎ女性のつどい、特定非営利活動法人イコールネット仙台、グループMOMO、仙台市職員労働組合女性部、女性学を学ぶ会・仙台、男女共生社会をすすめる会、教育と自治・埼玉ネットワーク、SOSHIREN女(わたし)のからだから、北京JAC

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