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新着情報 15.09.20 new!!

(このスペースに掲示した新着情報は、数日掲示した後、関係ページに移動させることがあります。)

2015年9月18日 参議院;内閣総理大臣問責決議案 賛成討論(民主党・神本美恵子議員) new!!

(15.09.20 upload)

(書き起こし)

 安倍総理、私を誰だか知っていますか。私は、民主党・新緑風会の神本美恵子です。ただいま議題となりました安倍総理に対する問責決議案について、賛成の立場から討論いたします。

 以下、問責決議案に賛成する理由を述べます。まず、第一の理由です。昨日、政府与党は、たくさんの国民の声を無視して、日本の将来と世界の平和に大きく影響を与える安全保障関連の法案の採決を強行しました。

 しかも、今回の強行採決は自民、公明の議員が突然委員長を取り囲み、まさに丸裸の暴力により、行われました。野党議員が取り囲む場合と異なり、野党議員は委員長が何を話し、何をしようとしていたのか全く推量不能状態でありました。

 しかも、今回の強行採決は自民、公明の議員が突然委員長を取り囲み、まさに丸裸の暴力により、行われました。野党議員が取り囲む場合と異なり、野党議員は委員長が何を話し、何をしようとしていたのか全く推量不能状態でありました。その結果、野党議員は評決権の行使が出来なかったのが実情であります。委員長は国会法48条で議事整理権を有しているものの、委員の評決権を奪うことはできず、野党議員が評決権を公使できなかった今回の採決は無効である、と断ぜざるを得ません!

 さらに「突撃!」と言わんばかりの委員外議員の合図から始まり、委員長席周辺での信じられない光景、その騒動と同時並行で私は不思議な光景を見ました。質疑者席で誰も聞いていないのに、2人の議員に守られるようにして、ひたすら原稿を読んでいる人がいたのです。何をしていたのでしょう。議事録に何も残っていないのでわかりません。まるで茶番劇。

 この間、多くの人たちが「アベ政治を許さない」というプラカードを掲げ国会を包囲しています。国民が許さない「アベ政治」とは何か。それは、第一に国民に対し「真実」を語らず「嘘」をついていること。第二は米国への「追従」、第三には安保法制の真実を報道しようとするメディアや自らの意見を声に出そうとする人びとに「恫喝」をかけることです。

 「アベ政治」は、「真実」を語らないので、国民は、いつも政治を疑い、裏に真実が隠されているのではないかと疑心暗鬼でいるのです。それを百も承知で強行採決をする。国会での質問に答えず、意味のない答弁をうわ言のように長々と繰り返す。特にこの安保法制が成立したときに国民や自衛隊員にリスクが高まるのかどうかについて、何の検証もなくリスクは高まらないという「嘘」を簡単に言えてしまう。つまり、先にしてしまったアメリカとの約束を守るために、国民には「嘘」を繰り返す。自民党の若手議員のメディアを弾圧する発言や総理と親しい作家の百田尚樹氏による『沖縄の2つの新聞は潰さなければならない』という発言になんら手を打たない。「アベ政治を許さない」とは、そういう国民の気持ちに他なりません。

 総理、あなたも認めているように、多くの国民が納得し得るような審議が尽くされていない、そして、最初から極めて憲法違反の疑いの強い安保法案を衆議院に引き続き参議院においても強行採決をする理由がなんなのか、国民は、よく理解しています。それは、米国への「追従」のためであるということを、です。

 総理、今年4月にアメリカの連邦議会上下両院合同会議で日本の総理大臣として初めて演説する機会を得て、総理、あなたはさぞかしうれしかったのでしょう。自らをエイブラハム・リンカーン大統領に例え、アメリカの民主主義をたたえました。国内では、日本国憲法は占領軍の押し付け憲法だと忌み嫌う総理が、アメリカではあたかも日本の民主主義がアメリカのおかげで成熟したかのような発言をする、あなたの二枚舌には驚きと同時に、国民を代表する政治家として赤面するしかありません。

 第2の理由を申し上げます。私たち、女性の国会議員は、現在、国民の皆さんに選ばれて国会に身を置くものとして、戦前は女性がいなかったこの国会に、今、この平和憲法下に保障された参政権の上に国民の付託に応えるべく仕事をしています。

 安倍総理、たくさんの人たちが今も、この国会を取り巻いています。ベビーカーを押した「ママたち」を国会内外で毎日、見かけました。子どもたちが国会の食堂や廊下で楽しげに笑っている姿をこのママたちがどんな気持ちで見守っているか、総理は考えたことがありますか。「徴兵制」などありえない、そう幾度繰り返しても、なぜそうなのかを説明できない総理が信頼されることはありません。

 9月8日の参考人質疑で、伊藤真参考人は次のように述べられました。「徴兵制は、憲法十八条に反するから全くあり得ない、と言います。憲法十八条で「意に反する苦役に服させられない。」とありますが、しかし、これは公共の福祉で制限できると解釈されているものです。ということは、必要性、合理性が生じたならば徴兵制も可能ということを意味します。」

 そうなんです。憲法9条があり、歴代内閣が集団的自衛権は行使できないとの立場を貫いてきたにも関わらず、いとも簡単に内閣法制局長官をすげかえ、15日の中央公聴会で浜田邦夫公述人に「今は亡き」内閣法制局とまで言わしめたように憲法を踏みにじるあなたが「徴兵制」はあり得ない、野党が煽っているだけだといくら言っても誰も信用しません。安保関連法案には、女性の反対の割合が、男性に比べて際立って大きいことを総理はよく知っておられるでしょう。そこには、決して騙されないぞ、という、女性たちの声が集約されているのです。

 「だれの子どもも殺させない。自分の子どもだけではない、だれの子どもも殺させない」、「殺したり、殺されたりするために子どもたちは、生まれてきたのではありません。戦場に駆り出され、銃口を向け合う人たちの間に、そうしなければならない必然性はどこにあるのでしょうか。戦争を必要としているのは、わたしたちではありません。戦後70年となる、この夏。わたしは、他の誰でもない自分の声をあげます。」これが、ママたちの決意です。

 総理、気が付かれましたか?ママたちは、誰でもない、私自身として声をあげているのです。戦後70年談話を「わたし」という主語を明確にして語らなかった総理とは違うのです。

 私は、小学校の現場で長い間、教師をしてきました。その中で「教え子をふたたび戦場に送らない」という言葉に出会いました。誰の子どもも戦場に送らない、そういう決意のもとで活動をしてきました。先ほどのママたちと同じです。

 さて、安倍総理は、特別委員会の議論の際に、再三にわたってヤジを飛ばしました。審議の中で総理大臣席からヤジを飛ばすこと自体が前代未聞です。しかし、安倍総理、あなたがヤジをとばした相手、それは女性ばかりです。

 衆議院の特別委員会では、辻元清美議員に、参議院では蓮舫議員に、その前には、私自身にも私のいない所でヤジを飛ばしました。自分と意見が違う女性の議員とは議論ができない、あるいは女性の意見は聞くに値しないと、心のどこかで思っていらっしゃるのではないでしょうか。それとも、安全保障は、男性の問題だと考えているのですか。

 総理のヤジは、人間としての品性のなさばかりか、気に入らないことがあると立場と状況を見失う幼児性、そして何よりも女性蔑視以外のなにものでもありません。

 日本国憲法 第二十四条には、立法府は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚する立場を決して忘れてはならないと書かれています。

 安保法案が審議されている最中、高校の保健体育の啓発教材として、『健康な生活を送るために』という副教材がすべての公立高校に約130万部、配布されました。そこには、妊娠、出産をできるだけ若年のうちにするよう誘導する意図的な内容が加えられています。戦前の「産めよ、増やせよ」という政府の意図を思い出さざるを得ません。女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ、妊娠出産にかかわる自己決定権、を不当に侵害し、多様な性や多様な生き方を否定するものです。安倍総理、ここにもまた、「嘘」と女性蔑視を高校生に教えようとする安倍内閣の体質があらわれ、あなたの政治が許されない理由があります。

 そして、これは、安倍総理の「富国強兵路線」に他なりません。アメリカの議会での演説のあと、別の場所で総理は、「アベノミクスと私の外交安全保障政策は表裏一体」だと語りました。自立した女性はいらない。女性には、「子どもを産む機械」として家族の再生産のためにあらゆる犠牲を払い、国のために尽くせといわんばかりです。断じて認めるわけにはいきません。

 次に、第3の理由を申し上げます。安倍内閣は「働く人」を軽視しています。労働者派遣法の審議では、衆参両議院で、派遣業務に就く女性たちの悲痛な声が、参考人質疑で上がっていたにもかかわらず法案を成立させました。そこには50項目もの附帯決議がつけられるほどであり、不当な法案であることは明らかです。この改悪の結果、事務系正社員の派遣への置き換えが進むと考えられており、労働者間、特に女性の間の格差がなお広がり、分断が進むと考えられます。総理は、「すべての女性が輝く」と言っていますが、その言に反する政策の代表が派遣法改定であります。

 「アベノミクス」は実体経済の改善にはつながらず、非正規雇用の増大、格差拡大をもたらしています。「輝きたくても輝けない」女性たちを輝ける場所までつれていく、それが政治の役割です。大企業の利益の滴り、おこぼれを底辺の人間は待っていろ、そして少しは国の役に立てということを総理は、丁寧な言葉で語っているにすぎません。国家はいわば国民に雇われたサービス事業者です。この基本的な関係性を理解できない政治家は今すぐに、国民から解雇されるべきなのです。

 「アベ政治」の暴走によって、自由と民主主義の基本が壊されようとしています。「民主主義」って何だ、若者たちは、「アベ政治」に問いかけています。若ものたちが自らの思いや考えを発信し、その若者たちとこれまでの平和運動には、ゆるやかで広いつながりができ、全国津々浦々に広がっています。市民が育んできた平和主義は日本の戦後そのものの歴史をつなぐものであり、その人びとの思いを実現するために、まずはアベ内閣の退陣をもとめます。安倍内閣と与党の暴挙によって、平和も立憲主義もそして民主主義も、またさに「存立危機事態」です。

 今、一度、すべての議員の皆さんに安倍総理問責決議案へのご賛同を呼びかけ私の討論を終わります。

山梨市での上野千鶴子講演会が市長の判断で中止

(14.03.16 upload)


 2014年3月18日に、山梨市民会館で開催予定だった上野千鶴子さんの講演会「ひとりでも最期まで自宅で」が、市長の判断で直前に中止になりました(下は、山梨市の広報3月号より)。

 国分寺市での「事件」の時には、東京都が国分寺市の企画を潰してしまったのだけれども、今回は、市長が直接判断して中止を決めています。その点では、平川和子さんの講演会が中止になった「つくばみらい市事件」と同じかたちです。中止の判断を行った望月清賢市長は、日本会議地方議員連盟の会員のようだし、これも同じかたちだといえるでしょう。

 08年にはまだTwitterはなかったと思うし、WANサイトもありませんでした。今回はどうなっていくか、注視したいと思います。現在は、上野さんからの声明が出されて、山梨市の動きを待っている状態(当日の時間は空けてあるから、「中止」を取りやめにしませんか、と言っています)。週末が入っていることもあり、関係者は休日返上で調整に走り回っているのではないかと思われます。気の毒なことですが、議会も開催中ですし、山梨市議会、山梨市議の対応も注目です。上野さんの講演を聴く機会を奪われてしまった山梨市民の方々にも、ぜひ声を上げてほしいなと思います。

 マスメディア記事を掲げます。下から上に向かって新しい記事です。



「上野千鶴子さん「過剰な自主規制」 山梨市の講演中止」@朝日新聞デジタル

http://digital.asahi.com/articles/ASG3H6W0JG3HUZOB00P.html

2014年3月15日22時29分

 山梨県山梨市が社会学者上野千鶴子さんの講演会「ひとりでも最期まで在宅で」を中止した問題で、上野さんは15日夜、自身のブログに反論を掲載した。契約不履行に伴う損害賠償請求訴訟など法的対応に触れながらも、望月清賢市長が中止を撤回するなら「予定通り18日に講演する用意がある」と、市の対応を当日まで待つと宣言した。

 ブログでは、市長名の文書で「当日の運営に支障をきたす恐れがある」と説明されたとし、脅迫などを受けていないのに「過剰な自主規制です」「少数のクレームで中止するとはあってはならない」と批判。性をめぐる過去の発言や著書のタイトルが問題視された点も「講演のテーマに無関係」「天にも地にも恥じる所はない」と反論した。

 講演会は164人が申し込んでいたが、「公費で催す講演会の講師にふさわしくない」とする意見が約10件、市に寄せられた。望月市長は「市の講師にふさわしくない。会場が混乱すると上野さんにも迷惑がかかる」として5日に中止を決めた。


「新市長の方針?:上野千鶴子さん講演「表現強すぎ」中止に」@毎日新聞

http://mainichi.jp/select/news/20140316k0000m040028000c.html

毎日新聞 2014年03月15日 18時55分(最終更新 03月15日 21時39分)/山梨版にも同一記事

 山梨市が18日に予定していた社会学者の上野千鶴子さんの講演会について、過去の発言などを理由に中止したことが分かった。望月清賢市長は「市民から抗議もあり、公費開催はふさわしくないと判断した」と説明。上野さんは「市長の権力乱用だ」と反発している。

 市介護保険課によると、講演会は18日、市民を対象に在宅医療や介護をテーマに市民会館で開く予定だった。在宅医療の問題に取り組む上野さんに昨年10月、講師を依頼し、既に164人が参加を申し込んでいた。

 しかし、市側は今月に入って上野さんにメールで中止方針を伝え、12日に職員が上野さんを訪ねて「市民からさまざまな意見があり、運営に支障をきたす恐れがある」などと記した望月市長名の文書を渡した。

 望月市長は取材に対し、過去に新聞に掲載された少年の性を巡る上野さんの意見などを挙げて「(表現が)強すぎる。当日に混乱が起きる可能性もある」などと説明。上野さんは「市から依頼される前の発言で、今回のテーマとも関係がない。納得できない」と話している。

 望月市長は前自民党県議で、今年2月の市長選で初当選した。【山口香織】


「「過去の発言問題」と山梨市 上野千鶴子さん講演中止」@東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014031502000108.html

2014年3月15日 朝刊

 山梨県山梨市が、十八日に予定していた社会学者上野千鶴子さんの講演会を急きょ中止にしていたことが十四日、分かった。「過去の発言などから、講演会の運営に支障を来す恐れがある」と判断したという。

 上野さんは共同通信の取材に「筋の通らない決定だ。中止の理由には納得していない」とコメントした。

 山梨市によると、昨年十月、上野さんに在宅医療や介護をテーマにした講演を依頼。二月から市のホームページなどで参加者を募集し、百六十四人が申し込んだ。しかし市民から「問題発言の多い上野さんを公費で呼ぶことはおかしい」などの意見が複数寄せられ、望月清賢(せいき)市長が中止を決めた。

 市は五日、講演会を中止することを上野さんにメールで連絡。十二日には市長名の文書を、職員が上野さんに手渡した。

 望月市長は取材に、少年の性をめぐる上野さんの過去の発言などに問題があったとして「講演会での発言によっては、会場で混乱を招く恐れがあり、講師として公費で呼ぶことはふさわしくないと判断した」と話した。


「「過激な言論ある」上野千鶴子さんの講演会中止」@YOMIURI ONLINE

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140314-OYT1T01189.htm

 18日に山梨市で開催予定だった社会学者の上野千鶴子さんの講演会について、主催する同市が「上野さんの過去の言動が講師としてふさわしくない」として、中止を決めたことが14日、わかった。

 市介護保険課によると、昨年10月、「おひとりさまの老後」などの著書がある上野さんに在宅医療や介護をテーマに講演を依頼。聴講希望の募集には164人の申し込みがあった。だが、市に対し「性について過激な言論のある上野さんを呼ぶのはどうか」などの意見が複数寄せられたため、市は今月5日、中止を決めたという。

 望月清賢市長は「混乱を招くおそれがあるため」と中止の理由を説明。上野さんは「過去の発言と今回の講演内容は無関係で、筋が通らない。納得できない」と話している。

(2014年3月15日07時35分 読売新聞)


「山梨)「学ぶ自由を侵害」と批判も 上野さん講演中止」@朝日新聞デジタル山梨県版

http://digital.asahi.com/articles/ASG3G61RXG3GUZOB00V.html

2014年3月15日03時00分

 社会学者の上野千鶴子さんによる在宅介護をテーマにした講演会を山梨市が中止した。介護とは関係のない、上野さんの過去のコラムなどを問題視したものだが、識者からは「市民が学ぶ自由を侵害する」と批判の声も上がっている。

 講演会は「ひとりでも最期まで在宅で」のタイトルで、18日夜に山梨市民会館で開催される予定だった。市介護保険課は「上野さんは在宅介護や訪問診療の実情に詳しい。病院や施設ではなく、住み慣れた家で最期まで暮らすにはどうすればよいか話してもらう予定だった」と説明する。

 2月下旬発行の市広報誌3月号で参加者を募集したところ、上野さんの過去の発言を挙げて「公費を使うのはいかがか」という苦情がメールなどで約10件寄せられた。2012年12月に朝日新聞に掲載された男子中学生の性欲に関するコラムのほか、沖縄問題に関するツイッターのつぶやきなども例示されていたという。

 望月清賢市長は「性に関する発言や著書タイトルを見て、市が主催する講演会の講師としてふさわしくないと考えた。会場で混乱が起きると上野さんに迷惑がかかるし、市民からも『市は何をやっているんだ』と批判を受ける。今回はお断りしたほうがいいと判断した」と話す。

 これに対し、山梨学院大の山内幸雄教授(憲法学)は「市長の権力行使にも制限があり、中止にするならば合理的な理由が必要。事実ならば、市長は明確に理由を説明する責任がある」と話す。山梨大の石塚迅准教授(憲法学)も「中立であるべき行政が特定の思想信条を認めないように受け止められる。上野さんの思想の自由だけでなく、学びたいという市民の学問の自由を侵害することにもつながる」と指摘する。

 3月5日の中止決定までに参加を申し込んでいた164人には、市がはがきで中止を連絡した。介護保険課には「講演を聴きたかったのに、本当に残念」という声が複数寄せられているという。(谷口哲雄、渡辺嘉三、松本千聖)


「山梨市、上野千鶴子さんの講演会中止 反対意見寄せられ」@朝日新聞デジタル

http://digital.asahi.com/articles/ASG3G3FZ5G3GUZOB002.html

2014年3月14日19時52分

 山梨県山梨市が、18日に予定していた社会学者の上野千鶴子さんの講演会を中止したことがわかった。介護や、最期までひとりで生きる心構えを語る予定だったが、上野さんの別のテーマでの発言を問題視する人から反対が寄せられ、市長が中止を決めた。

 市によると、講演は昨秋、依頼。今年2月に広報し、164人の参加希望があった一方、上野さんのツイッターやコラムでの発言を例に「公費で催す講演会の講師としてふさわしくない」という意見が約10件メールなどで寄せられた。

 例示されたのは、読者の悩みに答える朝日新聞のコラム「悩みのるつぼ」で、少年の性欲の悩みに対し、異性とのつきあいについて上野さんが答えた2012年12月8日付の回や、「セクシィ・ギャルの大研究」「スカートの下の劇場」などの著書タイトル。

 今年2月の市長選で初当選した望月清賢(せいき)市長が問題視し、市は3月5日に中止を決め、参加希望者に連絡した。市のサイトでも「諸事情により中止」と説明している。

 望月市長は14日、取材に対して「寄せられた資料を見て、市の講師としてはふさわしくないと判断した。会場が混乱するようなことがあると上野さんにも迷惑がかかる」と説明した。

 上野さんは「5日に市の担当者から講演中止のメールが来た。市長名の公文書を要求し、12日、担当者が持参し説明に来た。講演テーマとは関係ない話で反対がいくつかあったというが、164人と多くの人が申し込んで楽しみにしていてくれたもので、納得いかない」と話している。


「過去の発言理由…上野千鶴子さん講演、中止に 山梨市」@MSN産経

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140314/trd14031419010019-n1.htm

2014.3.14 18:58

 山梨県山梨市が、18日に予定していた社会学者上野千鶴子さんの講演会を急きょ中止にしていたことが14日、分かった。「過去の発言などから、講演会の運営に支障を来す恐れがある」と判断したという。

 上野さんは共同通信の取材に「筋の通らない決定だ。中止の理由には納得していない」とコメントした。

 山梨市によると、昨年10月、上野さんに在宅医療や介護をテーマにした講演を依頼。2月から市のホームページなどで参加者を募集し、164人が申し込んだ。しかし市民から「問題発言の多い上野さんを公費で呼ぶことはおかしい」などの意見が複数寄せられ、望月清賢市長が中止を決めた。

 市は5日、講演会を中止することを上野さんにメールで連絡。12日には市長名の文書を、職員が上野さんに手渡した。


「上野千鶴子さん講演会 過去の発言理由に中止 山梨市識者「思想選別」と指摘」@山梨日日新聞(紙版)

2014.03.14

 山梨市は13日までに、18日に市内で予定していた社会学者上野千鶴子さんの講演会を中止することを決めた。市が昨年10月に講演を依頼し、上野さんは介護をテーマに講演する予定だったが、望月清賢市長が就任後、中止を決めたという。望月市長は取材に「少年の性をめぐる過去の発言などから、講師にふさわしくないと判断した」と説明した。上野さんは「講演内容とは関係なく、納得できない」と反発。専門家からは「思想信条を選別するような行為だ」との指摘が出ている。

 市介護保険課によると、上野さんが在宅介護などの問題に熱心に取り組んでいることに着目し、昨年10月に講演を依頼。上野さんも了承した。2月から市の広報誌などで参加者を募集、164人が申し込んでいた。

 しかし市には、上野さんの過去の発言を問題視した市民から「講師としてふさわしくない」との声が複数寄せられていたという。望月市長は取材に「上野さんの経歴や過去の発言から、抵抗がある人もいる。発言によっては会場で混乱を招く恐れがある」と中止の理由を説明した。

 市は3月に入り、上野さんに「諸事情」を理由に中止することをメールで伝えたが、上野さんが詳細な説明を求めたため、市職員が12日、北杜市にある上野さんの仕事場を訪問。「講演会当日の運営に支障をきたす恐れがあることから、やむを得ず中止とさせていただく」などと記した望月市長名の文書を渡した。

 中止の理由について、上野さんは「市長が問題にしている私の発言は、講師依頼を受けてからのものではなく、今回の講演テーマとは関係のない話。抗議があったというが、講演を楽しみに申し込んでくれた人もいて、中止は納得できない」と話している。

 山内幸雄山梨学院大法学部教授は「一部の発言をことさらに取り上げて、中止の理由とするのは乱暴で、思想信条を選別するような行為。なぜ中止としたのか、市長は説明する責任がある」と話している。

〈高野芳宏、長田和之〉


「上野千鶴子さん講演会 過去の発言理由に中止 山梨市 識者「思想選別」と指摘」@山梨日日新聞

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2014/03/14/2.html

2014/03/14 05:50

 山梨市は13日までに、18日に市内で予定していた社会学者上野千鶴子さんの講演会を中止することを決めた。市が昨年10月に講演を依頼し、上野さんは介護をテーマに講演する予定だったが、望月清賢市長が就任後、中止を決めたという。

 望月市長は取材に「少年の性をめぐる過去の発言などから、講師にふさわしくないと判断した」と説明した。上野さんは「講演内容とは関係なく、納得できない」と反発。専門家からは「思想信条を選別するような行為だ」との指摘が出ている。

【2012総選挙;保守反動の自民党】自由民主党「シャドウキャビネット」(2012年10月25日現在) new!!

(12.11.24 upload)


 民主党の「次の内閣」は、政権交代しても実現しませんでしたが、自民党の「シャドウキャビネット」はどうなのでしょうか?
 けっこう女性の名前がみえます。面白いのは、野田聖子、小池百合子という二人の女性が入っていないことです。


自由民主党「シャドウ・キャビネット」(2012年10月25日現在;敬称略)
http://www.jimin.jp/member/s_cabinet/index.html


内閣総理大臣 安倍晋三
内閣官房長官 甘利明
総務省 井上信治   副大臣;橘 慶一郎・礒崎 陽輔
法務省 稲田 朋美   副大臣;柴山 昌彦・いそざき 仁彦
外務省 三ツ矢 憲生   副大臣;城内 実・猪口 邦子
財務省 竹本 直一   副大臣;平 将明・西田 昌司
文部科学省 義家 弘介   副大臣;丹羽 秀樹・上野 通子
厚生労働省 福岡 資麿   副大臣;永岡 桂子・石井 みどり・丸川 珠代
農林水産省 江藤 拓(農林)   副大臣;赤澤 亮正・山田 俊男
      末松 信介(水産)   副大臣;伊東 良孝・青木 一彦
経済産業省 新藤 義孝   副大臣;近藤 三津枝・片山 さつき
国土交通省 北村 誠吾   副大臣;小里 泰弘・野上 浩太郎
環境省 吉野 正芳   副大臣;齋藤 健・ありむら 治子
防衛省 武田 良太   副大臣;小泉 進次郎・佐藤 正久
国家公安委員会・拉致問題担当/内閣府(領土、沖縄、行革・公務委員改革、地方分権、男女共同参画、経済財政)
 山谷 えり子   副大臣;徳田 毅・佐藤 ゆかり・塚田 一郎
内閣府(防災担当) 長島 忠美   副大臣;北村 茂男
内閣府(消費者・少子化担当) あべ 俊子   副大臣;三原 じゅん子
復興庁 谷 公一

内閣官房副長官 中谷 元・衛藤 晟一・世耕 弘成
内閣総理大臣首席補佐官 加藤 勝信
内閣総理大臣補佐官 金子 恭之


中山義活経済産業政務官、反省 10.10.15 

(10.10.19 upload)


 主催者である経済産業省の政務官でありながら、そんなことを言うなんて、もうコトバもないわと思っていたところ、抗議の声を怖がったのか、ハトヤマ氏にでも怒られたのか、15日各紙に掲載された共同通信配信記事では、反省の弁を述べている。誰かというと、中山義活衆議院議員(東京2区)。

 どんな発言だったのかというと、「日本の女性は家庭で働くことを喜びとしている」。それは「日本の文化だ」。「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、初めに子どものもの、次に奥さんのもの、その次がペットのもの。4番目にご主人のものを買う」など。

 どんな場所での発言だったかというと、10月1日に岐阜で開かれた「女性起業家サミット」の昼食会スピーチ。この「女性起業家サミット」というのは、11月に横浜で本体会合が開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)中小企業相会合の、関連イベントなのである。前回の開催国であるUSAで、ヒラリー・クリントンの肝入りで行われ、今回日本でも開催の運びとなった模様。開会時には同氏のビデオ・メッセージも流れたとか。

 下の写真は、その時の同政務官。昼食会ではなくて、開会スピーチか何かだろう。経産省ウェブの「女性起業家サミット」ページにはりつけられている(はりつけられているのはもっと小さな写真。クリックすると大きくなる。それが下の写真)。ああいう発言をした人物の写真を使わざるを得ない経産省が気の毒、というか、マズイことを言わないように気をつけなきゃいけないのにそれを怠った愚かな経産省? いや、そもそも気にしていなかったとも考えられる。経産省だから。どういうつもりでこの行事をやっていたのか。


 まず毎日新聞が記事にした。


「中山政務官:「日本の女性は家庭で働くことが喜び」と発言」@毎日jp
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101003k0000m010097000c.html

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)中小企業相会合の関連会議として1日に岐阜市で開かれた「女性起業家サミット」の昼食会で、経済産業省の中山義活政務官(65)が「日本の女性は家庭で働くことを喜びとしている」などと発言。簡易ブログ「ツイッター」で女性たちの批判が集中した。

 中山政務官は女性の社会参加推進を強調する一方で、日本女性が家庭で働くことを「文化だ」と発言。「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、初めに子どものもの、次に奥さんのもの、その次がペットのもの。4番目にご主人のものを買う」などと語った。

 発言直後から「一緒のテーブルの女性陣からすごいブーイング。(発言は)世界の女性の意識にまったくついていけていない。日本への評価が下がる」など批判の書き込みが続いた。

 中山政務官は2日、毎日新聞に「女性が十分に家庭で働いているという事実を言っただけ。差別するつもりはない」と説明した。経産省幹部は「自立した女性の集会だけに、もうちょっと言い方があったかも……」と話した。

 女性起業家サミットはクリントン米国務長官の呼び掛けで日米両国政府が主催。APEC加盟21カ国・地域の女性企業経営者ら約300人が参加し、女性の社会進出などについて議論した。【石山絵歩】

毎日新聞 2010年10月3日 2時30分


 これに時事通信が追随。

「「日本女性は家庭に喜び」=中山政務官の発言に批判」@時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010100300141

 3日閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)の中小企業相会合に併せ、1日に岐阜市で開催された「女性起業家サミット」で、経済産業省の中山義活政務官が「日本の女性は家庭で働くことを喜びとしている」と発言し、ツイッター(簡易ブログ)上で批判を浴びている。

 中山氏は、女性の社会進出が進まない原因を探る討論会に、パネリストの1人として参加。APEC加盟21カ国・地域から出席した約300人の女性ビジネスリーダーを前に、女性が家庭で働くのは「日本の文化」とも言い切った。同時に、女性に活躍の場をつくる重要性も強調したが、会場からは失笑が漏れていた。

 その後、ツイッターでは「かなり古くさい思い込み」「国民と意識が乖離(かいり)している」などの書き込みが相次いだ。 (2010/10/03-18:46)


 さらに数日後、日経ビジネスオンラインのコラムやなにかも出てきた。

「「女は家庭」、中山大臣政務官の不適切発言で考えた男女の“距離”の今」@日経ビジネスオンライン
(河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学)
2010年10月7日(木)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101005/216512/?P=1

10/7【赤木智弘の眼光紙背】働く人間に社会的価値を与えられない、我が国日本@ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/5056375/


 そうして、15日に共同通信の記事が出てきたというわけ。この配信を受け、掲載した地方紙は、『北日本新聞』、『富山新聞』『北國新聞』ら。共同通信の元記事と、これを改変なしでそのまま掲載した『北日本新聞』の記事画像(2010.10.15付け)を続ける。

「起業家らに「女性は家に」 経産政務官発言に波紋」@共同通信
2010.10.14

 国内外の第一線で活躍する女性起業家らを招き、岐阜市で今月1日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の「女性起業家サミット」で、ホスト役の経済産業省の中山義活政務官(65)が「日本女性は家庭で働くのが喜び」などと発言。これに対し「女性の経済参加を促す会議の趣旨と反対の時代遅れの発言」とインターネットなどで批判の声が高まり、女性団体が抗議に動くなど波紋が広がっている。

 サミットは女性の活躍を経済発展の原動力と位置付け、APEC成長戦略の重要な要素になる会議。女性の地位向上に熱心なクリントン米国務長官の肝いりで日米政府共催で開かれ、加盟21カ国・地域から約300人が参加していた。

 会議の席上で中山政務官は「日本人女性は家庭で働くことを喜びとしているし、文化になっている。(それを)もっと評価し(夫の)給料に還元できればいいが、男の方も厳しくなり、できなくなった」などと指摘。女性を「陰の実力者」と持ち上げつつ、女性が家庭を支えることが「日本の文化」だと繰り返した。

 発言は、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」や口コミで広く伝わり「日本の国際評価が下がる」などブーイングが相次いだ。「悪気なく言っているのが致命的」「民主党は女性の社会進出に前向きだったはずなのに」との声も。

 会議に参加した日本の女性起業家の一人は「今どき性別役割分担を強調するのは勉強不足。日本の後進性をさらしたようで恥ずかしい」と振り返る。彼女と話した米国人参加者は「米国では、差別意識はあっても公の場では決して口にしない」とあきれていたという。

 各地の女性団体も抗議に動き始めた。今月7日には「中山政務官発言に怒る会」(岡田夫佐子(おかだ・ふさこ)代表)ができ、発言の撤回と謝罪を求める抗議メールを経産省に送るよう、全国の仲間に呼び掛けた。これまでに中山氏の地元の東京都台東区や北海道、愛知、富山、京都、高知などから賛同が集まっているという。

 国連の委員会は昨年、日本政府に、法律や雇用、賃金などに女性差別が残っているとして改善を勧告。世界経済フォーラム(本部スイス)の男女平等指数でも日本は134カ国中94位と低い。

 女性政策に詳しい坂東真理子(ばんどう・まりこ)昭和女子大学長は「女性は家に、とは20世紀のモデル。日本の国際ランクが低いのは世界の現実を見ない政治家が多いからだ」と酷評する。

 日に日に強まる批判に中山氏は14日、取材に「反省している。女性がビジネスの場で、より活躍できるよう微力を尽くしたい」と答えた。







 ところで彼はどうしてわざわざそんな場所でそんな発言をしたのか。たぶん彼なりに責務を果たしたのだろう。2004年2月26日の内閣委員会での質疑はこんなだったのだから。


 私は、この記事の中でちょっと、どの記事にも書いてあるんですが、ジェンダーフリーという言葉が出てくるんですね。最近教育界ではやっているこのジェンダーフリーの教育によって、性差というものが否定されたり、または性差というものを、これは社会的に、後天的につくったものだから、そんなものがあることがおかしいので、違った教育をすれば違った男、女ができてくるというような考え方がここで示されているんですが、こういうジェンダーフリーなんというのは男女共同参画社会とかには全然関係ない言葉なんでしょう。関係あるんですか。

 時々同じように、同じこの読売新聞の紙面でも出てくるということは、何か関係あるのかなと思っているんですが、これは関係ないんですよね。官房長官、関係ないでしょう、ジェンダーフリーと男女共同参画社会なんて、全く関係ないですよね。

(略)

 地方のいろいろな教育機関の中に、こういう「すてきなジェンダーフリー」、これは我が台東区にもこういうのがあるんですが、または「未来を育てる基本のき 新子育て支援」、これには、生まれてから男は青いものを、女の子は赤いものを着せるなんて、そんなのはおかしいとかおかしくないとか書いてあるわけですね。こういうジェンダーフリーみたいなものが実際いろいろな教育機関で出回っていることは事実なんですね。これは現実なんです。皆さんが否定したとしても、現実なんですね。

 だから、この読売新聞の提言していることは、要するに、男らしさ、女らしさがあんまり発揮できなくなってきたのはこういう教育が浸透してきた結果ではありませんか、そういう心配を書いているんですよ。まさかとか、ショッキングという言葉を使って書いている。私も読んだとき、ショッキングでしたね。やはり私は男ですから、男らしいと言われた方がいいですよ。中性に近いなんてとんでもない話で。

 やはり今後、そういう面では、こういうものが出回っていることに対して、男女共同参画社会としては、全くかかわりがない、指導もしない、おれたちとは全く違う世界だ、こういうのならそういう答弁をしても結構ですし、いや、私たちはジェンダーフリーなんというのは地方自治体で使ってもらいたくないという指導をしている、または、こういう話は文科省とも話をしているとか、何かその辺についての情報をください。


【選挙】自由民主党総裁選挙に際して国際婦人年連絡会から候補者に送付された「公開質問状」と回答 06.09.20 

(06.10.01 upload)

 国際婦人年連絡会がこの「公開質問状」を3候補宛に送付したのは9月13日。〆切りは15日。回答が公開されたのは、9月20日です。「連絡会」メンバーである「ふぇみん/婦人民主クラブ」のウェブサイトにアップされています。たいへんクリアな結果になっていますのでぜひご覧ください。

3候補からの回答@ふぇみん

3候補への公開質問状@ふぇみん

 またこの情報は、『インターネット新聞JANJAN』の総裁選特集ページにもリンクされています。

どうなるニッポン〜自民党総裁選特集@JANJAN


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